院長Dr.石井の美容ブログ

ダイエットでは落としにくい二の腕の脂肪吸引

Recently updated on 5月 29th, 2023 at 01:47 pm

今回は脂肪吸引について説明します。

脂肪吸引とは、体の皮下脂肪を吸引の圧力を利用して除去していく施術です。
皮下脂肪はダイエットでは落としにくく、部位によっては脂肪吸引が有効です。

ダイエットにより消費されやすい脂肪はお腹の中にある内臓脂肪です。

内臓脂肪は主に腸管と腸管の間に存在し血流の良い場所に蓄えられています。
食事制限によるカロリー不足や有酸素運動等によりエネルギーを必要とされると、
血流の良い内臓脂肪を利用して体のエネルギーとして使われます。

従って、内臓脂肪はダイエットに反応しやすく落としやすい脂肪と言えます。

一方の皮下脂肪は体の体温保持や外部からの物理的な衝撃に対する
クッションの役割、エネルギーの備蓄という機能を持っており
体を長期的に守る機能(恒常性の維持)があります。

よって、短期的なダイエットでは皮下脂肪は取れにくく、
長期的な食生活の改善や生活習慣の改善を行わないと減っていきません。

しかし、長期的な継続は難しくストレスになってしまうこともあります。

当院に来院される方々を見ていても、体脂肪率やBMIは
ほぼ正常範囲内であっても部分的な皮下脂肪だけ取れず悩んで来られます。

体重に関しては中等度以上の肥満や健康に障害を及ぼすレベルであれば、
まずは内服薬を使ったダイエットをお勧めしています。
美容の前に健康であることは大前提です。

軽度肥満から正常範囲の体形でも気になる部分の皮下脂肪があれば、
脂肪吸引が有効です。

脂肪吸引は細いカニューレという管を挿入して吸引していきます。
多方向から脂肪を吸引することで均一に脂肪を減らせることができます。

まずは麻酔をしますが、
これは痛みを和らげる目的と出血を減らす目的があります。

痛みは完全には無くならないので不安がある患者さんの場合は
静脈麻酔(寝ている状態の麻酔)や全身麻酔(通常の病院で行う麻酔)を併用します。

次にベイザーという超音波で脂肪を溶かし(乳化)てから脂肪を吸引していきます。

モニターさんは二の腕からワキ、肩の範囲で脂肪吸引を行いました。
写真は術後2カ月なのでまだ腫れていますが、二の腕全体が細くなっていると思います。

【脂肪吸引によるリスク】
感染症、皮下出血、傷跡、変形

【脂肪吸引による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は3週間程度で自然に消失します。
2.術後の痛み
脂肪吸引した部位は術後に2週間程度の痛みがあります。また、腕を動かす動作の時に感じる違和感は2か月程度あります。
3.術後の腫れ
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは2か月程度あります。腫れを抑えるために術後は二の腕サポーターを着用します。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の腫れを抑える目的で1日の入院をお勧めしています。入院中は包帯で圧迫できるので術後の腫れを軽減することができます。術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。

【料金(税別)】
ボディデザイン脂肪吸引
二の腕ライン…¥ 250,000
腹部(上部腹ライン)…¥380,000
腹部(下部腹ライン)…¥380,000
腰ライン…¥300,000
臀部ライン(おしり)…¥380,000
大腿(内側のライン)…¥380,000
大腿(外側のライン)…¥380,000
膝(内側のライン)…¥210,000
膝(下部)…¥128,000
下腿ライン…¥380,000
足首ライン…¥250,000

▼脂肪吸引 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bodyline/fat/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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