院長Dr.石井の美容ブログ

脂肪吸引と脂肪注入によって美脚を作る方法

Recently updated on 5月 29th, 2023 at 01:30 pm

「美脚」とは一般的に脚が細くて長い、
凹凸が無くて真っ直ぐなラインであることです。

ただし、細すぎると貧弱な脚となり、
悪く言えば病的な印象を与えてしまいます。

ほどよく筋肉が付いていて
全体的に細い逆二等辺三角形のラインが最も理想的な脚のラインです。

ダイエットと筋トレによりこのような体型を作ることが
最良だと思いますが、現実的には困難です。

特に太ももの外側の脂肪を細くすることは難しく、
年齢を重ねると脂肪が下の方へ下がってくるため脚にもたるみが生じてきます。

この様な悩みに対して、美容外科ではまずは「脂肪吸引」をお勧めします。

効果的に脚を長く見せるためには、ただ単に脂肪を取るのではなく
必要な部分の脂肪を残しつつ綺麗なラインになるように丁寧に脂肪吸引を行います。

そして、脚を長く見せるためのもう一つの方法があります。

・・・なお当然ですが、
脚を長く見せると言っても脚の長さを延長するわけではありません。

医学的には脚の骨を骨切りして脚を長く延長することも不可能ではありませんが、
この方法は、例えば事故で片脚を複雑骨折して健常な脚よりも
短くなってしまった場合に行われる手術です。美容的な目的で行う人はいません。

では、美容的に脚を長く見せるとはどういうことでしょうか?

それは、「臀部への脂肪注入」です。

臀部も年齢と共に徐々にたるんできます。
そうすると、お尻の最も高い位置が下へ移動するため脚は短く見えます。

そこで、太もも部分に付いた脂肪を吸引して
臀部の腰に近い部分を膨らませることによりヒップアップ効果が期待され、
脚の付け根が高まり、脚が細くなるため美脚ラインを作ることができます。

今回のモニターさんは30代半ばです。

大腿部全体と膝内側、下腹部、臀部下部から脂肪吸引を行い、
ピュアグラフトにより純粋な脂肪細胞を取り出し、胸とお尻に脂肪注入を行いました。

胸には250cc(片側)注入し、お尻には150cc(片側)注入しました。



術後1カ月なので脂肪吸引を行った部分はまだ腫れています。
もう少し全体的に脚が細くなっていきます。

ヒップアップ手術として海外で行われている方法の多くは
シリコンバックです。

特に南米では胸の大きさよりもお尻の形を気にする人が多いので
シリコンバックの手術が主流ですが、
われわれ東洋人ではお尻の形よりも脚を綺麗に見せることの要望が高いため、
それ程のボリュームは必要なく脂肪注入で十分だと思います。

また、脂肪は異物ではなくご自身の組織なので抵抗感も少ないと思います。

【脂肪吸引によるリスク】
感染症、皮下出血、傷跡、変形

【脂肪吸引による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は3週間程度で自然に消失します。
2.術後の痛み
脂肪吸引した部位は術後に2週間程度の痛みがあります。また、立ち上がる動作や歩き出す動作の時に感じる違和感は2か月程度あります。
3.術後の腫れ
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは2か月程度あります。腫れを抑えるために術後は弾性ストッキングを着用します。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の腫れを抑える目的で1日の入院をお勧めしています。入院中は包帯で圧迫できるので術後の腫れを軽減することができます。術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。

【料金(税別)】
ボディデザイン脂肪吸引
二の腕ライン…¥ 250,000
腹部(上部腹ライン)…¥380,000
腹部(下部腹ライン)…¥380,000
腰ライン…¥300,000
臀部ライン(おしり)…¥380,000
大腿(内側のライン)…¥380,000
大腿(外側のライン)…¥380,000
膝(内側のライン)…¥210,000
膝(下部)…¥128,000
下腿ライン…¥380,000
足首ライン…¥250,000

▼脂肪吸引 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bodyline/fat/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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