院長Dr.石井の美容ブログ

ダイエットで痩せないふくらはぎを細くする方法

Recently updated on 8月 29th, 2019 at 02:17 pm

夏のファッションを楽しむためにダイエットにチャレンジする人が多いです。他の部位は、細くなってきたし体重も落ちてきたのに、ふくらはぎは痩せなという経験をされた方もいると思います。そもそもふくらはぎには、ほとんど脂肪がついておらず、筋肉量の方が多いのです。ダイエットを頑張ってもふくらはぎが痩せないのは、脂肪よりも筋肉の発達が原因だからです。

ふくらはぎには、「下腿三頭筋」があります。下腿三頭筋とは、ふくらはぎで一番盛り上がっている部分の「腓腹筋」と、その両サイドにある「ヒラメ筋」の総称です。腓腹筋は、内側と外側にふたつに分かれており、内側を「腓腹筋内側頭」外側を「腓腹筋外側頭」と呼びます。

筋肉説明これらの筋肉が発達して太くなっている原因は、継続的にスポーツをしている方(していた方)、毎日ハイヒールで歩く、早足で歩く、自転車を激しくこぐなど日常での不自然な動作や運動をしている方が多い傾向にあります。

筋肉が起因する太さを解消するのは、筋肉自体を細くするしか方法がありません。筋肉は使うことで発達します。逆に筋肉の動きを弱めると、筋肉の収縮を弱めることになり筋肉が痩せていきます。その筋肉の動きを弱めるのに有効なのが、ボトックス(ボツリヌス菌)です。筋肉の動きを止めることで、筋線維が細くなり、筋肉自体を細くします。

ボトックスの注射をしたからと言っても、筋肉がまったく動かなくなるわけではないため、むくみを引き起こしたり日常生活に支障が出たりはしません。

20代のモニターさんです。ふくらはぎの太さに加え、左右の筋量の違いも気にされていました。

 <施術前:通常とつま先立ち>
zen

つま先立ちをすると筋肉が大きく出ていることがわかります。
1回目の施術では左右同量を注入しました。

<施術後1ヵ月:通常とつま先立ち>
1m

右ふくらはぎのせり出しが落ち着いたのが見受けられます。効果をみたところ筋量の違いによる左右差が大きくでてしまったので、左のみ再度ボトックスを注入しています。

<施術後2か月:通常とつま先立ち>
2m

後ろにせり出していた筋肉が小さくなり、
ムキムキした感じがなくなり、綺麗なラインとなりました。

【ボトックスによるリスク】
効果が弱い

【ボトックスによる副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
2.針孔の赤み
ボトックス注入は注入部位に針を刺すので針孔が赤くなります。赤みは2~3日で消失します。

【リスクと副作用に対する予防】
針を刺して注入しますので内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。

【針孔の赤みに対して】
針を皮膚に刺すことにより炎症反応がおきるため皮膚が赤くなります。炎症反応を抑える目的で注入直後はステロイド含有軟こうを使用します。また、注入直後のアイシングも有効です。

【注入時の痛みに対して】
麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。

【効果が弱いリスクについて】
ボツリヌストキシン治療を初めて受けられる際には効果が強すぎると違和感を感じることもあるので、最初の治療ではあえて少なめに調整する場合もあります。効果が弱い場合には2週間後に追加投与できます。

【料金(税別)】
ボトックス レジェノックス(ヒューゲル社)1回・1部位…¥14,500
ボトックスビスタ(アラガン社)1回・1部位…¥25,000 厚生労働省認可
ゼオミン(メルツ社)1回・1部位…¥80,000

▼ボトックス https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/skin/botox/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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