院長Dr.石井の美容ブログ

大腿部(太もも)の脂肪吸引

Recently updated on 5月 29th, 2023 at 01:27 pm

からだの体型が気になる季節といえば夏前です。
春を過ぎ、5月、6月くらいになるとテレビの広告や雑誌の特集などで「ボディーライン」や「ダイエット」、「モデル体型」、「やせる」などといった体型に関するワードが目に付くようになります。
実際に夏を目指してダイエットを開始するのであれば1~2カ月前として5~6月です。エステなどで痩身プログラムを開始するのも同じような時期になると思います。

秋も深まり、これから冬に向かおうとしている中、なぜに夏前の話をしているかといいますと、美容整形で行う脂肪吸引はこれからの時期が最も適しているからです。

美容整形でも夏前となると痩身、脂肪吸引、豊胸術といったからだ周りの相談が増えてきます。注射などでボディーラインを作る施術であればダウンタイムが少ないので夏の直前に行っても効果があります。豊胸術でも施術方法によっては直前でも問題ないですし、シリコンバッグの手術でも1カ月前であれば問題ありません。
しかし、脂肪吸引の術後は3週間ほどの内出血と、術後から行う圧迫療法が1~2カ月ほど必要となります。また、術後に吸引部は硬くなり、柔らかく戻るまでに6カ月ほどかかります。
大腿部であれば弾性ストッキングという厚めのストッキングで圧迫します。夏にこのストッキングを連続で装着することは辛いと思います。

夏直前に脂肪吸引の相談に来られた患者様に対しては、施術後の内出血や圧迫について充分に説明するので、多くの方は夏前を回避して秋や冬などに行います。

20代半ばのモニターさんです。
施術の流れを説明します。
大腿部の脂肪吸引を希望されて来院されました。

治療前

施術は全身麻酔のため施術中の痛みは全くありません。
まず、局所麻酔薬(チューメセント液)を吸引する部位に注入し、ベイザーによる超音波で脂肪細胞を分解し、脂肪吸引器で脂肪を2600cc吸引しました。
術後は入院を希望されたので、ベッドでテレビなどを見て過ごします。入院するメリットは安静を保て、もしも痛みが出現しても強い痛み止めを使用できる点です。翌日には例の弾性ストッキングをはいて帰宅します。

治療後(2ヶ月)

術後2カ月の状態です。自然な美脚ラインとなりました。
脂肪吸引のメリットはリバウンドしにくいことです。

正面

後ろ

【脂肪吸引によるリスク】
感染症、皮下出血、傷跡、変形

【脂肪吸引による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は3週間程度で自然に消失します。
2.術後の痛み
脂肪吸引した部位は術後に2週間程度の痛みがあります。また、立ち上がる動作や歩き出す動作の時に感じる違和感は2か月程度あります。
3.術後の腫れ
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは2か月程度あります。腫れを抑えるために術後は弾性ストッキングを着用します。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の腫れを抑える目的で1日の入院をお勧めしています。入院中は包帯で圧迫できるので術後の腫れを軽減することができます。術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。

【料金(税別)】
ボディデザイン脂肪吸引
二の腕ライン…¥ 250,000
腹部(上部腹ライン)…¥380,000
腹部(下部腹ライン)…¥380,000
腰ライン…¥300,000
臀部ライン(おしり)…¥380,000
大腿(内側のライン)…¥380,000
大腿(外側のライン)…¥380,000
膝(内側のライン)…¥210,000
膝(下部)…¥128,000
下腿ライン…¥380,000
足首ライン…¥250,000

▼脂肪吸引 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bodyline/fat/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
  にほんブログ村 美容ブログ 美容外科へ

著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
無料カウンセリング無料メール相談