院長Dr.石井の美容ブログ
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加齢によるクマを劇的に解消する方法

先日見た「老いを感じたとき」に関するアンケート結果がとても興味深いものでした。男性は「徹夜ができなくなった」「運動の時に思ったよりカラダが動かなかった」といった、身体の衰えについての回答が多く、女性は「顔シワやシミが増えた」「白髪が増えてきた」という見た目の衰えについての回答が多く寄せられていました。(ソニー生命シニアの生活意識調査より抜粋)

当院に来院される患者様も加齢のお悩みとして「シワやたるみ」に関するお悩みは非常に多いです。ほうれい線やマリオネットライン、目元のシワにプラスして多いのが、目の下のたるみのお悩みです。目の下にたるみがあるとその影響で影やくぼみができてしまい目の下に黒いクマができてしまいます。この黒クマは意外に厄介で、コンシーラー等のメイクで隠そうとしてもその部分が厚塗りになってしまい、色ムラやヨレの原因になってしまいます。また、クマを解消するマッサージ方法をよく見かけますが、目の下の部分は、肌の皮膚がとても薄いため誤ったマッサージ方法だと症状を悪化させることになります。万が一、マッサージで改善したとしても、それは一時的なもので長期解決にはなりません。

目の下のたるみを改善する方法は、いくつかあります。その中でも代表的な施術方法は、下瞼の裏側を少しだけ切開し、たるみの原因となっている脂肪(眼窩脂肪)をくぼんでいる部分に移動させる治療法(経結膜式ハムラー法)とヒアルロン酸を注入しくぼみを改善する治療法です。

60代後半のモニターさんです。日ごろから美容には気を使っていらっしゃる方だったのですが、加齢に伴うたるみが起因する「目の下のクマ」は、改善できないとお話されていました。

診察の結果、ヒアルロン酸注入で大きく改善すると判断できましたので、ヒアルロン酸注入をおすすめしました。
ヒアルロン酸の注入による若返り術のメリットは、

・ヒアルロン酸はもともと体内に多くある成分なのでアレルギーや副作用の心配がない

・痛みが少なくダウンタイムが短い

・直接患部に注入するため即効性があり、効果をすぐに実感できる

・分解注射でヒアルロン酸を溶かすことができるため、元に戻すのが容易である
などメリットは多いです。

ヒアルロン酸注入は効果が半年~1年ほどしか持続しないということがデメリットでした。しかし、昨年アラガン社により発表されたヒアルロン酸【ジュビダームビスタ・ボリューマXC】は効果の持続期間が2年と長いのが特徴です。さらに、お顔のボリュームアップを目的に製造されたヒアルロン酸なので、リフト力が強く黒クマの治療にぴったりのヒアルロン酸です。

また、ジュビダームビスタ・ボリューマXCは、厚生労働省の認可済で、安全性や有効性が認められており安心して注入できるヒアルロン酸です。

<術前:前>

前から見ると黒クマが目立ちます。

<術後2か月:前>

目の下にあった黒クマが解消されているのがわかります。

<術前:斜め前>

斜めから見るとたるみによって眼窩脂肪が下がりぷっくりと膨れてしまっており、くぼみ部分が誇張されて見えてしまっています。

<術後2か月:斜め前>

ヒアルロン酸でくぼみ部分にボリュームを持たせたため、たるんでぷっくりと飛び出していた眼窩脂肪が全く目立たなくなり劇的に改善しているのがわかります。

 

【ヒアルロン酸注入によるリスク】
感染症、注入した部位の皮膚の不整、皮膚壊死

【ヒアルロン酸注入によるリスクと副作用】
・内出血:術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
・針孔の赤み:ヒアルロン酸注入は注入部位に針を刺すので針孔が赤くなります。赤みは2~3日で消失します。

【ヒアルロン酸注入のリスクに対する予防】
・本施術による感染症の可能性は非常に少ないですが、もしも感染が生じた際には抗生剤を処方いたします。場合によってはヒアルロン酸を溶解することもあります。

【針孔の赤みに対して】
針を皮膚に刺すことにより炎症反応がおきるため皮膚が赤くなります。炎症反応を抑える目的で注入直後はステロイド含有軟こうを使用します。また、注入直後のアイシングも有効です。

【注入時の痛みに対して】
麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。

【感染症に対して】
ヒアルロン酸注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。

【注入した部位の皮膚の不整に対して】
皮膚の不整とは注入した部位の皮膚がミミズばれのように「でこぼこ」が出来てしまった状態です。皮膚の厚みに合わせて注入する深さ、使用するヒアルロン酸を調節することが必要です。

【皮膚壊死に対して】
ヒアルロン酸の注入は皮下脂肪の深さか骨上の深さに注入しますが、誤って筋層内の深さに注入すると筋層内を通る血管内に入ってしまう可能性もあります。血管内に多くのヒアルロン酸を注入すると皮膚壊死を招く恐れもあります。顔面の正確な解剖を理解していることと丁寧な注入手技が必要となります。また、皮膚壊死は血管が詰まっても直ぐに壊死が起きるわけではありません。2~3日の経過で壊死が進行するので、注入直後の診察で皮膚壊死が疑われた場合にはヒアルロン酸を溶解することで皮膚壊死を予防することもできます。


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著者紹介

石井 秀典Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚美容形成外科 大塚院院長、医学博士、日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)、日本形成外科学会専門医、美容形成外科歴 18年。

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