院長Dr.石井の美容ブログ

目ヂカラを強くする方法

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:02 pm

顔の中でも最も印象が変わるのは「目」です。

目というと眼球と思われるかもしれませんが、
眉毛から下まぶたまでの範囲が関係します。

よく患者様から「目を大きくしたい」というご相談をいただきます。

「目」=眼球と捉えてしまうと目の開いている距離、
すなわち下まつ毛から上まつ毛までの距離を広くする、ということになります。

しかし、実際には「目」=まぶたであり、
顔全体の印象として「目を大きくする」ことになります。

目を大きくしたい場合に行われる方法のほとんどは埋没法です。

二重にすることでアイメイクが広がり目元を強調することができるため
目が大きく見える効果となります。

私が二重手術を行う際に注意している点がもう一つあります。

それは、目ヂカラを強調したい場合です。

目ヂカラは先に説明した「目の開いている距離」が関係します。

目の開きが弱く眠たそうな目つきだと目ヂカラは出ません。
逆に、目の開きが強いと目ヂカラが出ます。

しかし、目を開くと自然と二重の幅は狭くなるので
(※目を見開いた状態を想像してください)なかなかバランスは良くならないです。

では、顔全体とのバランスを考えた上で、
目ヂカラを強調するために私が注意していることを説明します。

それは、目の開いている距離(下まつ毛から上まつ毛までの距離)と
眉毛から上まつ毛までの距離(=まぶたの皮膚)です。

この二つの距離は通常の日本人ではまぶたの皮膚の方が長く、
欧米人ではまぶたの皮膚の方が短いです。

日本人の顔のバランスからだと、この二つの距離が同じくらいになると
バランスが良くなり「目ヂカラ」が強くなります。

モニターさんは20代前半です。

術前と術後で目が大きくなり目ヂカラが強くなっています。
しかし、術前と術後で目の開いている距離は同じです。

術前の写真も術後の写真もカラーコンタクトが挿入されていますが、
黒目の見えている範囲は同じです。

術前の右目 (眉毛から上まつ毛までの距離):(目の開いている距離)=19:12
術前の左目 (眉毛から上まつ毛までの距離):(目の開いている距離)=19:13

と、術前は眉毛から上まつげまでの距離が、
目の開き距離の約1.5倍でした。

術後は腫れが無くなった状態では、
両目とも1:1となり、ほぼ同じ距離となっています。

眉毛から眼球までの距離が短くなることで
目元が引き締まり目ヂカラが強くなりました。

行った施術は埋没法のフォエバーブリリアント法だけです。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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