院長Dr.石井の美容ブログ

「目を大きく見せようとする努力」の落とし穴

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:58 pm

大きくぱっちりとした目元に憧れる女性は多くいらっしゃいます。アイシャドウやアイラインを使いメイクで目を大きく見せ、中には、カラーコンタクトも使用されている方もいらっしゃいます。毎日時間をかけてアイコスメで二重にしたり、二重になると言われているマッサージをしたりと努力されているようです。
しかし、男女問わずあまり意識をせずに「目を大きく見せよう」と努力されていることがあります。それは、「眉毛を上げる」ということです。額の筋肉(前頭筋)を使い眉毛を上げることで目の周りの筋肉(眼輪筋)が上に引っ張られ、まぶたが上がり目を大きく見開いている状態になります。よって目が大きく見えるのです。
眉毛を上げるという動きは、額が狭く見えアンバランスな顔立ちになってしまいます。さらに年数経過に伴い、老けて見えてしまうという落とし穴があるのです。
日常的に眉毛を水平に引き上げていると、前頭筋が強く発達していきます。若いときは大丈夫でも、年を重ね皮膚がたるんでくると、その発達した前頭筋が起因して、額に横ジワができ、年齢よりも老けて見えるようになってしまいます。

20代のモニターさんです。もともと一重で幅広の平行二重をご希望でした。

<術前>


カウンセリングでお話をさせていただいている間、あまり意識されている様子はありませんでしたが、ずっと目を大きく開いているような感じでした。そもそもアジア系の顔立ちは欧米人と比較して、骨格に凹凸が少ない人種です。眉毛に力を入れている状態だとよりアジア人の特徴である平坦な顔立ちを誇張してしまいます。二重を長期間持続させたいとのことでしたので、固定力の強いフォーエバーブリリアント埋没法で施術いたしました。
<術後1ヵ月2週間>


ご希望通りの幅広のくっきりとした平行型の二重になりました。

術前と術後の写真を比較してみました。術前の眉毛の高さと比較して、術後は眉毛の位置が下がっています。これは、無理に力を入れなくても目が大きく開いているため、眉毛が適正位置になったのです。また、眉毛と目の距離も縮まり、メリハリの少なかった目元から、バランスのとれた立体的な目元に変わりました。もともと年齢的にお若い方なのですが、より若々しく愛らしい印象のお顔立ちになったと思います。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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