
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)はビタミンA(レチノール)の誘導体のことで、生理活性の働きが通常のビタミンAのおよそ300倍あり、体内で働くビタミンA類の作用をつかさどります。トレチノインの成分はもともと血液中に流れていますので、アレルギーを起こす心配がありません。しわやにきびの塗り薬として、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けています。当院は日本人のお肌に合うよう改良を加え、さらにお肌の状態などに応じて処方しています。
※トレチノインは毛穴の改善にも効果があります。さらに当院のVCローションをお使いいただきますと、より効果的です。

皮膚は生まれ変わるサイクルがあります。表皮の一番深い層である基底層で表皮細胞が生まれてから、古くなった角質がはがれ落ちるまでおよそ4週間です。しみは、基底層にメラニン色素が沈着している状態です。発生する原因は、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞にあります。お肌が生まれ変わるサイクルが乱れ、メラニン色素を外に押し出せなくなると、しみが残ってしまいます。
ところがトレチノインを塗ると、古い角質がはがれやすくなり、皮膚の再生が通常の2倍のスピードに早まってきます。表皮細胞の分裂・増殖が活発になると、メラニン色素は新しい細胞とともに皮膚の表面へ上がっていき、古い角質と共にはがれ落ちてしまいます。治療は2~4週間で効果が出始めますが、トレチノインクリームと同時に、美白効果を持つ濃度の高いハイドロキノンクリームを併用して、メラノサイトをブロックします。






トレチノインは市販のクリームとは異なり、とても強力な作用がはたらきます。お肌のトラブルを未然に避けるため、担当医師の指導により使用法や注意事項を守って使いましょう。
・必ず冷蔵庫で保管します。
・トレチノイン成分の分解が早いため、1ヵ月ごとに新しく処方して、古いものは使わないで下さい。
・治療する部位に、他の乳液やローションなどを重ねないで下さい。必要な場合には、担当医師にご相談下さい。
・勝手に治療を中断しないで下さい。ご自身の判断でにきびが改善されたと感じても、お肌に赤みを残さないために2~3ヵ月のアフターケアが必要です。
治療を開始から2~3日を経過しますと、通常は皮膚がむけて赤くなってきます。中には角質がはがれ落ちることもありますが、薬によるかぶれではなくトレチノインが正常に作用しているシグナルです。
こうした場合、下記の点に注意しながら治療を続けていきます。
【保湿ケア】
角質が落ち、皮膚のUVバリアーや水分を保持する機能が低下していますので、担当医師の指導のもと、適切な保湿ケアを行います。
【紫外線ケア】
トレチノインを使用していると、UVダメージを受けやすくなっています。担当医師の指示に従ってサンスクリーン剤や日焼け止めファンデーションで保護します。
なお下記の症状が出た場合、治療を中断して下さい。
・強い痛みを感じる。
・血がにじんできたところがある。
・強い赤みがある
・ひどくしみる箇所がある

トレチノインはとても強力な作用が働きますので、当院では日本人のお肌に合うよう改良を加え、さらにお肌の状態などに応じて処方しています。
※銀座院は料金・学割が一部異なる場合があります。





