Recently updated on 8月 27th, 2019 at 07:35 pm
先日は形成外科学会総会に行ってきました。
今回の学会は形成外科の全分野についての演題が含まれているため
「総会」といいます。
よって基本的には日本全国の形成外科医が参加します。
「総会」は一年に一回開催され、各大学で順番に開催していきます。
今年は私が非常勤講師で外来をもっている帝京大学が主幹を務めました。
私は運営側のお手伝いはほとんどしませんでしたが、
2日目は大学に残り、医学部付属病院の形成外科を一人で切り盛りしました。
事前に診療予約は少なくしてくれていたようですが、
それでもやはり医師一人での診療はかなり大変で昼食や休憩なども
ほとんど取れませんでした。
もう一日は通常通り学会に参加し、
美容外科分野の発表を聞かせていただきました。
美容の分野では、眼瞼下垂に対するセッションが多かったですが
皆さんそれぞれ手術方法が違い大変勉強になりました。
まさに十人十色だと思いました。
トピックスとしては「HARG療法」についての講演が興味深かったです。
「HARG療法」とは毛髪再生療法のことです。
幹細胞から抽出された成長因子を注入し、毛髪の成長力を回復させる治療ですが、
これを下眼瞼や頬に使用すると肌の再生につながるため
「しみ」や「肝斑」や「小じわ」が改善する、という内容の発表でした。
さらに改良されていくのだと思いますので、
次回の発表を楽しみにしたいと思います。
学会の最終日は大学の同僚と食事に行き、打ち上げを行いました。
皆様お疲れ様でした。

