Recently updated on 8月 29th, 2019 at 02:18 pm
ふくらはぎの太さは、筋肉が原因である場合がほとんどです。
それほど太くなくても丸く隆起していると、きれいな脚の形とは言えません。
ふくらはぎを太くする原因となる筋肉は、
内側が腓腹筋の内側頭、外側が腓腹筋の外側頭とヒラメ筋です。
この筋肉を細くすることで、ふくらはぎを細くすることができます。
筋肉を細くする方法は、筋肉を使わないことです。
そして筋肉を動かさなくするためには
ボトックスの注射を打つことが有効であり簡単な方法です。
筋肉の性質的に1年間以上使われていないと「廃用性萎縮」といい、
筋肉が萎縮を起こします。
萎縮が起きた筋肉は元に戻すことが出来なくなります。
よって、ボトックス治療をある程度続けていると、戻りにくくなります。
ボトックスの注射を行っても、
腓腹筋やヒラメ筋の全体が動かなくなるわけではなく、
それぞれの筋肉の表面部分が動かなくなり、薄くなっているのだと思います。
筋肉が完全に動かなくなるわけではないので、日常生活には問題ありません。
今回のモニターさんはボトックス治療を始めて5カ月後に
再度のボトックス治療を行っています。
外見的には左右差はありませんでしたが、
触診では左側の筋肉が硬く、筋量も多い感じでした。
昔はテニスをされていたとのことですので、
筋肉の付き方にも左右差は生じやすいと思います。
ボトックス治療では筋量の多い方には、
より多くのボトックスを注入して左右差にならないようにします。
写真は施術前と施術2カ月後、施術5カ月後になります。
ふくらはぎは筋量が多いため効果も時間を待った方が高くなります。
2カ月後では筋肉のごつごつした部分が無くなりましたが、
太さはそれほど変わっていません。
5カ月になるとふくらはぎ全体が細くなってきています。
これ以上経過すると完全に筋肉の動きが戻ってしまうので、
このタイミングで2回目の治療を行うとより効果的で持続も良くなってきます。
効果が弱い、歩きにくく感じる
【筋層内へのボトックス注射による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
2.針孔の赤み
ボツリヌストキシン注射は注入部位に針を刺すので針孔が赤くなります。赤みは2~3日で消失します。
【リスクと副作用に対する予防】
針を刺して注入しますので内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。
【針孔の赤みに対して】
針を皮膚に刺すことにより炎症反応がおきるため皮膚が赤くなります。炎症反応を抑える目的で注入直後はステロイド含有軟こうを使用します。また、注入直後のアイシングも有効です。
【注入時の痛みに対して】
麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。
【効果が弱いリスクについて】
筋肉量に対してボツリヌストキシンの量が少なければ有効な効果が得られません。また、効果が弱い場合には2週間後に追加投与できます。
【歩きにくく感じるリスクについて】
ふくらはぎには内側のヒラメ筋と外側ヒラメ筋があります。内側と外側を同時にボツリヌストキシン治療を受けると歩きにくく感じることもあります。最初の治療は内側から受けることをお勧めしています。また、もしも歩きにくく感じる場合はヒールのある靴をはくと症状が軽減することが多いです。
【料金(税別)】
下腿…¥46,000~
▼筋層内へのボトックス注射 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bodyline/botox/

