Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:07 pm
今年もそろそろ夏が近づいてきました。
そこで今回は、胸をちょっとだけ大きくしたい方、
またはしっかりと大きくしたい方、シリコンバックの挿入まではしたくない方、
術後のダウンタイムが気になる方、切開をしないで豊胸を希望されている方に
お勧めの豊胸術をご紹介します。
自己脂肪注入による「ピュアグラフト豊胸術」です。
1カップほどのサイズアップであれば、
ピュアグラフトを使用した通常の脂肪注入で十分です。
豊胸術というと、術後のダウンタイムを気にされる方も多いかと思います。
術後の痛みについては、
脂肪吸引を行った部位で1~2週間ほど筋肉痛程度の痛みがあります。
通常の脂肪吸引では1~2カ月ほどの痛みがありますが、
脂肪注入の際に吸引する脂肪量は少ないので痛みの期間も短くなります。
その他のダウンタイムは内出血があります。
これは自然に消失するのを待つしかありませんが、3週間ほどです。
ロングスカートやパンツで隠してもらいます。
2カップほどのサイズアップもピュアグラフト豊胸術が有効です。
といっても、注入する脂肪の量を増やすわけではありません。
注入量を増やしてしまうと「しこり」形成の原因となりますし、
そもそも倍量の脂肪を注入することはできません。
この場合は、「ブラバ」という装置を脂肪注入の1カ月前から使用してもらい、
あらかじめ胸を膨らませておきます。
この状態でブラバを取るとすぐに元通りの大きさに戻ってしまいますが、
この膨らんでいる状態ですぐに脂肪注入を行うことで
注入後の脂肪の定着率が高まり、より多くの脂肪が残ります。
1カ月前からのブラバ装着は多少面倒ではありますが、
日常生活は普通に送れますし、ダウンタイムもありません。
ピュアグラフト豊胸はご自身の脂肪なのでアレルギーも起こりませんし、
触っても全くわかりません。
ブラバの使用により2カップアップも可能になり、
定着率が高いため「しこり」形成も起こりにくくなります。
今回は30代のモニターさんです。
ブラバを1カ月ほど使用してから脂肪注入を行いました。
ブラバにより膨らんでいる状態です。
脂肪吸引は太もも周りから行っています。
両足からの合計で1500ccの脂肪吸引量です。
(通常の脂肪吸引であれば3000ccほど行います)
ピュアグラフトにより600ccの純粋脂肪を採取し、300ccずつ胸に注入しました。
注入後4カ月です。完全に脂肪が定着している状態です。
感染症、大腿部の傷跡、しこり、大腿部の変形
【高濃度脂肪注入術(大腿部脂肪吸引)による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。大腿部の内出血は3週間程度で消失します。
2.術後の痛み
注入後は軽度の痛みが出現する場合があります。胸部の痛みは1週間程度で痛みは消失します。大腿部の脂肪吸引部は1か月程度の痛みがあります。
【リスクと副作用に対する予防】
注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。
【注入時の痛みに対して】
注入前に胸部に対して局所麻酔を行いますので注入時の痛みはほとんどありません。しかし、局所麻酔自体に痛みがあるので、痛みが心配な場合は静脈麻酔を併用します。また、大塚院では全身麻酔を選ぶこともできます。
【感染症に対して】
高濃度脂肪注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。症状が重たい場合には胸部の洗浄処置が必要になります。
【大腿部の傷跡に対して】
胸に対しては注入のみなので傷はできませんが、脂肪吸引を行う大腿部は3mmほどの切開が必要になります。傷跡は通常6か月程度赤くなりますが、個人差もあります。
【しこり形成に対して】
注入した脂肪が壊死するとしこりとなります。注入の際には壊死を起こさないように専用の注入器(セルブラッシュ)を使用して丁寧な注入を行います。また脂肪の生着率を良くする目的でピュアグラフトを用いて高濃度脂肪を注入しています。
【大腿部の変形】
大腿部に十分な脂肪がある場合は問題ありませんが、十分な脂肪が無い場合には無理に脂肪吸引を行うことで大腿部が凹凸などの変形を起こす可能性があるので、お勧めしないこともあります。
【料金(税別)】
高濃度脂肪注入術 ¥715,000
▼高濃度脂肪注入術https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bust/puregraft/

