院長Dr.石井の美容ブログ

美容整形における「目ヂカラ」アップとは?

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 02:39 pm

化粧品などの広告で「目ヂカラアップ」という言葉を良く見ると思います。

メイクによる目ヂカラを上げる方法とは
アイライン、マスカラ、つけまつ毛等により目の周りを立体的にして
インパクトを持たせることだと思います。

これらの最終的な目的は「目」を大きく見せることです。

では、美容整形でできる目ヂカラとはなんでしょうか?

写真は切開重瞼による眼瞼挙筋固定術を行った症例です。

「術後2週間」は、すでにそれ程目立った腫れはありません。
まだ右目のラインはまだきれいに出ていませんが「術後2カ月後」では
ラインもきれいに出ています。

また目を閉じても傷はほとんどわかりません。

メイクはしていない状態ですが、
術前後を比較すると確実に目ヂカラはアップしています。

手術による変化は

①二重になっていること
②目の開瞼幅(黒目の見えている範囲)
③眉毛と目の間隔
④眉毛の高さ

です。

①の「二重になること」によって目の立体感がでます。

また②の「目の開瞼幅」は手術で眼瞼挙筋腱膜を固定しているため
目の開きが良くなり、目が大きくなります。

③「眉毛と目の間隔」と④「眉毛の高さ」は、
手術により眉毛の位置が下がるために起きます。
術前の写真では眉毛の位置は上がっています。

眉毛の位置は目を閉じてリラックスしている状態が通常の高さですが、
術前の写真で比較してみると目を開いている状態では
眉毛が上がっているのがわかります。

手術により眼瞼挙筋腱膜を固定することにより目が開き易くなるため
眉毛を上げなくなります。すると目と眉毛の距離が縮まります。

美容整形でできる目ヂカラの特徴は、眉毛の位置が目に近づくことにより
立体感が作られることと、顔全体が引き締まる効果だと思います。

眉毛が上がっている表情はびっくりした状態やとぼけた状態であり、
どちらかというと間の抜けた表情の時にします。

眉毛の下がっている状態は、冷静に考えている時や遠くを見ている時など
格好つけている時の状態に近いのだと思います。

この状態からメイクで目元に立体感をプラスすることにより、
最大限の目ヂカラを作れると思います。

【切開法によるリスク】
切開線が目立つ、左右差、二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、目の異物感等

【切開法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは1~2か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.傷跡
術後1~2か月程度切開線は赤くなります。メイクで隠せる程度の赤みです。
4.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
5.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
6.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【傷跡に対する予防】
切開線を完全に無くすことは不可能ですが、出来るだけ目立たなくさせるために皮膚などの組織切除量を最小限に抑える工夫をしています。また、術後にはステロイド軟こうによる処置をしていただきます。

【料金(税別)】
切開法
片目…¥217,000、両目…¥310,000
切開法(挙筋固定)
片目…¥287,000、両目…¥410,000

▼切開法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/sekkai/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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