院長Dr.石井の美容ブログ

埋没法(フォーエバーブリリアント法)の術後経過

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 02:55 pm

埋没法による二重手術で標準的な方法は、2点による皮膚瞼板連結法です。

当院では皮膚瞼板連結法による2点固定をナチュラル埋没法と呼んでいます。
なお、皮膚瞼板連結法はホームページなどでは瞼板法と書かれています。

当院で開発したフォーエバーブリリアント法も皮膚瞼板連結法の一つです。

標準的な2点法との大きな違いは糸と糸を連結させる部分です。

糸を連結させることにより瞼板との固定力が強まり、
二重の線が取れにくくなります。

また、糸を結んだコブは3ヶ所となり連結させるために
絡ませた部分と合わせて4点で皮膚に固定されるため、皮膚との癒着力も高まります。

フォーエバーブリリアント法のもう一つの特徴として、抜糸が簡単にできる点です。

万が一、二重のラインが気に入らなかったり、
左右差ができて二重の幅を変更したい場合には抜糸が必要となりますが、
取れにくくした埋没法(6点法や8点法、それ以上など)だと
抜糸が非常に難しくなる場合が多いです。

当院のフォーエバーブリリアント法では
3ヶ所の小さな穴から全ての糸を抜糸することが可能です。

そもそも埋没法の利点は簡単に二重にできて、
簡単に二重幅なども変えられ、いざとなれば戻すことができる点です。

フォーエバーブリリアント法は固定力が強いため
術後の腫れは2点法に比べれば強くなります。

従って手術直後の二重の確認は難しく、せいぜい左右差を確認するだけです。

しかし、手術の途中であれば
ほぼ腫れてない状態を確認することができる点も特徴です。

ではフォーエバーブリリアント法を行ったモニターさんで
手術前から術後経過までを説明します。

モニターさんは20代です。
もともと一重でしたが、10年前に2点法の埋没法を受けたが
両方とも取れてしまったようです。

今回は取れにくい埋没法ということでフォーエバーブリリアント法を選ばれました。

まずは術前です。

典型的な一重まぶたです。
まぶたの皮膚がまつ毛に乗っかっているため重たい印象があります。

モニターさんの希望は、できるだけ自然な感じの二重でした。

手術の途中での確認です。

二重の幅、左右差の確認をします。

術後1週間です。


フォーエバーブリリアント法なのでまだ腫れています。

目を閉じると糸を固定した部分が凹んでいます。
内出血もまだ残っています。

術後3週間です。


ほとんど腫れてない状態です。
手術中の確認したラインと、ほぼ同じ状態になっています。
目を閉じても凹みは分かりにくくなっています。

手術前と比べると優しい印象になっています。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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