院長Dr.石井の美容ブログ

取れにくい二重埋没法の秘密

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:14 pm

二重手術は切開しない埋没法が主流です。

しかし、埋没法の最大の欠点は、人によっては戻ってしまう点です。
毎回カウンセリングで質問される内容に「どのくらい持ちますか?」と聞かれます。

答えは「分かりません」です。

というのは、埋没法で一生取れない人もいれば、すぐに取れてしまう方もいます。
取れやすい人の傾向(特徴)は分かりますが、正確に何年くらい持続するのかは分かりません。

そのため、保証期間を設けています。
当院では2点法(ナチュラル法)では2年間、連結法(フォエバーブリリアント法)では5年間としています。
もしも、保証期間内で取れてしまった場合には無料で施術を受けられます。

日常の診察で二重が取れてしまった方を診ることは、それほど珍しいことではありませんが、フォエバーブリリアント法で二重が取れてしまった方は無いわけではありませんが、珍しいです。

二重の施術で私が注意していることは、二重のラインです。まぶたの開け閉めはとても微妙な動きです。人それぞれに独特の動きがあり、その特徴をつかんで二重のラインを作ることが重要であり、難しい部分です。

埋没法というと簡単で、リスクなく誰でもできると思われる方もいると思います。実際に美容外科医であれば誰でも出来ると思います。しかし、ネット上で検索してみれば失敗例が多いことからも分かるように希望通りにならない場合もあります。施術前のカウンセリングで希望の幅を共有できること、さらにその幅に合った綺麗なライン、自然なラインをデザインできるように努めています。そこで決められるデザインは結果的に解剖学的に無理のない二重の線となるため、取れにくい二重のラインとなります。

今回のモニターさんは20代前半の方です。もともと一重で、アイテープなどは使用せず付けまつ毛を着用することで二重を作っていました。

術前の写真からも分かるように、やや腫れぼったい感じの一重です。理想的な二重の幅、その幅に適した二重のラインをデザインし、フォエバーブリリアント法で固定しています。

術前

術後

術後は平面的なまぶたが立体的なまぶたとなり、上顔面の印象が引き締まり、顔全体の印象が「腫れぼったい」から「自然な美人顔」に変化しています。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
  にほんブログ村 美容ブログ 美容外科へ

著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
無料カウンセリング無料メール相談