院長Dr.石井の美容ブログ

フォーエバーブリリアント法の長期経過

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:23 pm

早くも12月となり気温も一気に下がりました。風邪も流行っていますので手洗い、うがいは励行しましょう。
先日は勉強会を行いました。勉強会の内容は札幌分院の武田先生から『ヒアルロン酸注入時における注意点やテクニックについて・起こり得る合併症について』京都分院の吉積先生からは『切開重瞼法についての注意点など』の説明がありました。また、業者の方からは『脂肪貯蔵システムについて』と『ブレストインプラント』についての説明をしていただきました。
こうして院内で勉強会を開き情報を共有することで、より一層ハイクオリティな施術のご提供につながると考えております。

年末になると二重手術の埋没法が増えてきますので、12月のブログはできるだけ「埋没法」の内容を中心にお話しします。

実は、100%取れない二重手術はありません。
切開法を行っても稀に取れてしまう場合があるのです。
当院では、二重手術に当院オリジナルのフォーエバーブリリアント法を導入しています。

フォーエバーブリリアント法は埋没法の
・腫れが少ない
・微調整が可能
・もとに戻せる
・ダウンタイムが短い
・通院の必要がない
という利点をそのままに、埋没法の欠点「取れてしまう可能性がある」ことを克服するべく当院で開発した方法です。まさに、冒頭で説明した院内で定期的に行っている「勉強会」で生み出されました。

埋没法のこれらの利点を残すためには抜糸が容易にできることが必要です。しかし、埋没法でも皮膚から出さない方法や6点留めなどの複雑な留め方をしてしまうと、容易に抜糸することは出来ません。場合によっては大きく切開しないと抜糸できないこともあります。
フォーエバーブリリアント法は通常の2点法と同じくらい簡単に抜糸することができ、手術時には微妙な調節も可能です。腫れに関しては2点法よりも少し時間が必要となります。しかし、それだけ固定力が強いため「取れにくい埋没法」なのです。

20代後半のモニターさんです。
手術時の確認ではほとんど腫れていない状態での二重ラインを確認することができます。
b術中写真

 

術後の大きな腫れは4~5日ほどですが、小さな腫れがひくのには2~3週間ほどかかります。
b術後3w

 

術後6カ月の状態です。
二重ラインはより自然な感じになっています。
術後6か月

 

目を閉じても凹みやポコッとしたでっぱりも出来ません。
b術後6か月目を閉じてる状態

 

目を強くつぶった状態でも不自然な凹みはありません。
目をぎゅっとつむったところ

 

<術前、術後比較>
術前術後比較写真

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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