Recently updated on 8月 29th, 2019 at 03:10 pm
老け顔といえば、シミ・シワ・タルミ。特に、目の周りにできるくぼみやタルミは、骨格が目立ってしまいより老け顔に見えてしまいます。
まぶたを動かす眼瞼挙筋や挙筋腱膜と瞼板の癒着が弱まることが原因で、まぶたが下がってしまうことを『眼瞼下垂』と呼びます。イメージとしては、まぶたを支えているゴムがあったとすると、そのゴムが伸びている状態です。
主な症状としては、目がくぼみ、まぶたが下がり、目が開けづらい状態になることが挙げられます。以前は二重だったのにたるんだまぶたのせいで一重に見えてしまったり、目つきが悪くなったり、起きているのに眠たそうに見えたりします。また前頭筋を使い無理に目を開けようとするので、おでこにシワができやすくなる要因にもなります。さらに、前頭筋の緊張が続いてしまうため、肩こりや首が痛くなる症状を発症してしまうケースもあります。加齢に起因する眼瞼下垂は、40代以降の患者様がとても多いです。
しかし、眼瞼下垂症は、加齢によるものだけとは限りません。生まれつき眼輪筋の力の弱い方、コンタクトレンズの長期使用やアレルギーなどで日常的に目をこすっていることなどが原因で若い方も眼瞼下垂になっている場合もあります。
眼瞼下垂の症状が、軽いものであれば、皮膚を切開せず負担の少ない埋没法である程度改善することができます。症状が進んでしまうと、切開法の手術となります。
手術方法としては、まぶたを切開し、眼瞼挙筋腱膜を短縮して瞼板に縫い付ける【眼瞼挙筋短縮法】です。二重のラインに沿って切開をしますので、まぶたのタルミの改善と同時に、ぱっちりとした二重も手に入れることが可能です。
50代のモニターさんです。お顔全体の若返りご希望でした。特に目元は深刻で、まぶたのくぼみとタルミ、眠たそうに見えてしまうこと、老けて見えることに悩んでいらっしゃいました。
<術前>
もともと、綺麗な二重でぱっちりとした目元だったようですが、
加齢が起因する眼瞼下垂で眠たそうな目になっています。
また、眉毛が不自然に上がっている状態です。
<術後2ヶ月>
術前術後の比較をしてみると、眉毛と目のラインの距離が縮まったことがわかります。
目が大きく開き若々しい印象に変わりました。
眉毛の位置も正常な位置になりとても自然な目元になりました。
【眼瞼挙筋短縮法のリスク】
感染症、皮下出血、後戻り
【眼瞼挙筋短縮法のリスクの対処法】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
感染症、皮下出血、後戻り、左右差、傷跡、ドライアイ
【眼瞼挙筋短縮法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは1~2か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.傷跡
傷跡は術後1~2か月程度赤くなります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。
【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
【傷跡に対する予防】
眼瞼下垂の手術後には切開した傷があります。当院では傷跡が目立たないように切開線のデザインや皮膚切除量を調節して手術を行っています。傷跡はステロイド含有軟こうを短期間使用することで赤みを抑えることができます。また、術後は紫外線ケアをすることで術後の色素沈着を抑えることができます。
【料金(税別)】
切開法
片目…¥350,000 両目…¥500,000
▼眼瞼挙筋短縮法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/gankenkasui/

