院長Dr.石井の美容ブログ

周囲にばれないように埋没法で二重のラインを作る

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 04:09 pm

入学や就職のタイミングで、二重用アイコスメ(糊やテープ)とサヨナラしようと、春休み期間の二重施術のご予約をたくさんいただいています。

アイコスメは、メイク時間も長くなってしまう上に、美しいラインが作れなくて1日中憂鬱な気分で過ごしている方も多いようです。汗ばむ季節になると糊やテープの粘着力が弱くなり、一重に戻ってしまうこともあるようです。
医師の立場でも二重用アイコスメはお勧めできません。長時間ノリと皮膚が密着しているため、接触性皮膚炎を引き起こしてしまうことがあるからです。接触性皮膚炎とは、かぶれの原因物質と皮膚が接触することで炎症を招いてしまうことです。二重用アイコスメでの接触性皮膚炎は、おおむね成分に含まれている「ラテックス(天然ゴム)」によって誘発されることがほとんどです。
また、二重用アイコスメの粘着剤は落ちづらく、落とす時にこすったり引っ張ったりすることで、まぶたの皮が伸びてしまうトラブルも多発しています。
とくに綺麗な二重に憧れ始める10代は、親御さんの反対や整形に抵抗がある方も多くなかなか施術に踏み切れずに、二重用アイコスメを使い続けている方がいるようです。
しかし本当は、長年二重用アイコスメを続けるよりも、目の構造をきちんと熟知した医師によって、埋没法で二重を作ってしまう方が、まぶたへの負荷が少なくきれいな二重をキープできることにつながるのです。

20代のモニターさんです。長年二重用アイコスメを使用していました。
カウンセリング時に患者様にご希望の二重幅を確認します。多くの若い患者様は目を少しでも大きく見せたいので幅が広い二重を希望なさいます。しかし、このモニターさんのご希望は「いつもの二重用アイコスメのラインと同じラインにしてください。」というものでした。
毎日努力して二重用アイコスメを使用して二重にしていたおかげで、周囲の方はこのモニターさんのことをもともと二重だと思っているようです。埋没法で作る二重も同じラインに作ることで施術を受けたことが周囲にバレないというメリットを期待されていました。

<術前>


長年、二重用アイコスメを使っているにもかかわらず、メイクを落とすとすぐに一重に戻ってしまいます。皮膚や脂肪の状態を診察させていただいた結果、通常の埋没法よりも強力に二重を固定できるフォーエバーブリリアント埋没法で施術することにいたしました。

<術後2ヶ月>



二重用アイコスメを使用されていたラインに合わせてフォーエバーブリリアント埋没法でラインを作りました。とても自然な目元になったと思います。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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