Recently updated on 4月 4th, 2019 at 04:43 pm
今月よりマイクロ切開法(二重)の術式を2パターン設定しましたので、
それぞれについて説明したいと思います。
マイクロ切開法とは当院で設定している二重手術の術式名です。
一般的な名称ではありません。
元々は埋没法+上眼瞼脱脂をセットにした術式です。
この術式にさらに小切開重瞼を加えたものが今回新しく追加された術式です。
■マイクロ切開法A(埋没法+上眼瞼脱脂)
■マイクロ切開法B(埋没法+上眼瞼脱脂+小切開重瞼)
埋没法とはメスを使わず、糸で縫合することによって二重を作る方法です。
上眼瞼脱脂とはまぶたの重瞼線の線上を5mmほど切開し眼窩脂肪を切除する
ものです。
しかし眼窩脂肪は年齢とともに減少するので誰でもが適応とはなりません。
例えばご両親の上まぶたが陥凹しているような骨格の方に対しては、
ご本人も将来的に陥凹する可能性が高いので、おすすめしないこともあります。
明らかに腫れぼったいまぶたの方に対しては、少しすっきりした感じになる
ので良い適応となります。
小切開重瞼とは、本来は10mmほど切開し二重にする手術です。
しかしここでの小切開重瞼では上眼瞼脱脂の際の切開から行うので
5mm程度になります。
手術は5mmの切開線から眼窩脂肪を除去した後に眼窩脂肪の下に位置する
眼瞼挙筋の腱膜、もしくは瞼板(重瞼幅によります)に眼輪筋を固定します。
要するに切開重瞼の時の固定と同じ方法です。
これをすることによるメリットは二重が戻りにくくなる、
重瞼ラインが深くなるためパッチリした二重になることです。
マイクロ切開法の大きなメリットはまず埋没法で重瞼を作るため
希望の重瞼ラインや重瞼幅、左右差を調節できることです。
その後、重瞼のライン上で5mmの切開を行うので間違いなく理想の二重に
近づけることができます。
脱脂による外見上の変化は大きくはありませんが、
寝起きのまぶたのむくみに対しては有効です。
全体的にまぶたがすっきりした感じになります。
また、埋没だけでは戻ってしまうリスクがありますが、
切開重瞼と同様の固定を行うことで戻りにくくなります。
埋没法と切開法の良いとこ取りの手術方法だと思います。
ちなみに抜糸は2日後で、アイメイクは3日後からできます。
マイクロ切開法について詳細はこちらです。

