院長Dr.石井の美容ブログ

目頭切開の傷について

Recently updated on 8月 29th, 2019 at 07:24 pm

目頭切開にはW型に切開する内田法と、Z型に切開するZ法があります。
変化は内田法の方が大きいですが、傷はZ法の方が目立ちにくい特徴があります。

目を出来るだけ大きくしたい方には内田法をお勧めしますが、傷の心配が強く自然な仕上がりを希望されている方にはZ法をお勧めしています。

24歳のモニターさんです。
自然な感じで目を大きくしたいということで来院されました。

術前

元々、奥二重でまぶたの皮膚は若干厚めでした。また、蒙古ヒダは左右差があり、右の方が強い状態でした。

二重は埋没法のフォーエバーブリリアント法で末広型の二重に広げ、目頭切開はZ法で行い、右目の方を少し強めに開きました。

術後1週間

術後1週間の抜糸時の写真です。
この程度の腫れならばメイクで隠せます。

術後2か月

術後2か月ですが、傷はよく見るとまだ分かります。

術後6か月
術後6か月(閉眼時)

術後6か月になると傷はほとんど分からなくなります。
目を閉じても埋没法の跡も目頭切開の傷跡も全く分かりません。
蒙古ヒダの左右差も解消されています。

目の間の距離は多少離れていても綺麗な方はたくさんいますが、そういう方の特徴は顔が小さくて鼻が高いことです。小顔手術と鼻の手術は大掛かりな手術となってしまいますが、二重と目頭切開だけならば、最短で美に近づきます。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/

【目頭切開法によるリスク】
傷跡、多少の後戻り、元の状態に戻せない、感染症

【目頭切開法による副作用】
1.術後の腫脹
術後は1週間程度の腫れがあります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.傷跡
傷跡は術後1~2か月程度赤くなります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【傷跡に対する予防】
目頭切開の後に気になることは切開した傷跡です。傷跡はステロイド含有軟こうを短期間使用することで赤みを抑えることができます。また、術後は紫外線ケアをすることで術後の色素沈着を抑えることができます。

【料金(税別)】
片目…¥175,000 両目…¥250,000

▼目頭切開法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/sekkai/megashira/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
  にほんブログ村 美容ブログ 美容外科へ

著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
無料カウンセリング無料メール相談