院長Dr.石井の美容ブログ

上まぶたのたるみ(埋没法+眉下切開)

Recently updated on 8月 29th, 2019 at 03:15 pm

今回は「上まぶたのたるみ」について説明します。

一般的に最も早く「老け」を感じる場所が「目元」です。
目元は顔のなかでも最初に目につく部位であり、
自分でも良く見るでしょうし、他人も気付き易い部位です。

特に上まぶたの加齢性変化は「シワ」ではなく、
いきなり「たるみ」として出現するため印象の変化も大きいと思います。

なぜ、いきなり「たるみ」として出現するのでしょうか?

上まぶたは瞼の開閉による動きと眉毛を挙上する動きにより
常に引っ張られている部位であり、もともとある程度の皮膚の余裕があります。

しかし、皮膚の張力(一般的には肌のハリと表されます)が弱まると
伸びきった状態となり「たるみ」となります。
まぶたのたるみが進行すると重瞼線が狭くなり、さらに進むと
もともと二重だった人でも奥二重となり、「老けた印象」が強くなります。

治療法は切開しない方法と切開する方法があります。
切開しない場合は、埋没法で二重幅を広げることによってたるみを治します。
この際には二重の固定力が強いほうがたるみが解消できるため
当院が開発した「フォーエバーブリリアント法」がお勧めしております。

ただし二重の幅だけで改善しようとすると、
瞼の皮膚が厚い人の場合では不自然な仕上がりとなる場合もあります。
そのような場合には切開するたるみ取りが有効です。

今回のモニターさんは術前の診察で、眼瞼下垂がないこと、
瞼の皮膚がやや厚いこと、出来るだけ自然な仕上がりを望まれていることを
確認しました。

そこで治療計画はまず、
フォーエバーブリリアント法で奥二重に近い幅の狭い二重を作成し、
その次に眉毛の下のラインでたるみを解消する眉下切開法を予定しました。

今回は、フォーエバーブリリアントの術後2週の状態です。
切開する方法は埋没法の術後1カ月以降で行います。
また経過の撮影ができたらご報告します。

【フォーエバーブリリアント埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感、左右差等

【フォーエバーブリリアント埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
5.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。左右差に対しては術前に十分なシミュレーションを行いご本人が納得した状態で施術を受けるように取り組んでいます。

【料金(税別)】
フォーエバーブリリアント埋没法 3点連結(5年保証)片目…¥90,000 両目…¥150,000
4点連結(10年保証)片目…¥150,000 両目…¥250,000

▼フォーエバーブリリアント埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/forever/

【眉毛下切開法によるリスク】
感染症、皮下出血、後戻り、左右差、傷跡、ドライアイ

【眉毛下切開法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは1~2か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.傷跡
傷跡は術後1~2か月程度赤くなります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【傷跡に対する予防】

眉毛下切開法では眉毛の生え際に沿って切開した傷があります。当院では傷跡が目立たないように切開線のデザインを調節して手術を行っています。傷跡はステロイド含有軟こうを短期間使用することで赤みを抑えることができます。また、術後は紫外線ケアをすることで術後の色素沈着を抑えることができます。

【料金(税別)】
片目…¥280,000 両目…¥400,000

▼眉毛下切開法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/sekkai/eyeblows/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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