院長Dr.石井の美容ブログ

鼻翼縮小と鼻尖縮小(鼻尖修正)により団子鼻の悩みを解消

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:32 pm

鼻は、空気の通り道としての働き以外にも、吸い込んだ空気の加湿や温度調整、細菌等の防御、においを感じる感覚器、発声時の共鳴等、たくさんの役割を果たしています。

理想的な小鼻の幅は、目頭間の距離とほぼ同じであることです。この二つの幅をほぼ同じにすると非常にバランスの取れた顔になります。ただ、鼻先の丸い方が、幅を狭くするとかえって丸みが強調されることになるので、その場合は、鼻先の形を整える鼻尖縮小(鼻尖修正)も行います。

40代のモニターさんです。団子鼻がお悩みでした。カウンセリングでご希望を伺い鼻翼縮小と鼻尖縮小(鼻尖修正)を同時に施術することにしました。

 

<鼻翼縮小>
診察時に鼻翼のどの部位を調整するか、顔のバランスや鼻の形状を確認しながら決定します。今回のモニターさんは、皮弁法にて鼻の内側の皮を切除し鼻孔を縮小して鼻翼を縮小しました。

<鼻尖縮小(鼻尖修正)>
鼻翼を縮小することで、鼻尖の丸みが強調されることが想定できたので、鼻先の軟骨の調整と脂肪を減らす施術をしました。

<術前:正面>

術前鼻翼

<術後1週間:正面(抜糸時)>

正面から見ると手術の傷跡が目立たず周囲にはばれにくいと思います。

術後1w正面

<術後2か月:正面>

術後2m鼻翼

 

<術前:下>

術前下

<術後1週間:下>

術後1w下

<術後2か月>

術後2m下

 

鼻翼縮小と鼻尖縮小(鼻尖修正)の二つの施術を同時に行うことで、目頭と鼻翼の幅がほぼ同じになり、鼻筋の通ったバランスの良い鼻になりました。

【鼻翼縮小術によるリスク】
感染症、皮下出血、傷跡、手術の効果が少ない、鼻変形

【鼻翼縮小術による副作用】
1.術後の腫れ
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは1か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。

【傷跡に対する予防】
鼻翼部の傷は頭側(上方)に伸ばすと目立ってしまう可能性があります。切開する長さを考えてデザインを決めます。また、鼻翼の形は個人差が大きくあるため、その人にあった切開デザインや手術方法を選択しています。場合によっては鼻翼縮小術をお勧めしないこともあります。

【手術の効果が少ない場合】
鼻翼縮小術は術後に少し戻ることもあります。再手術により追加切除することもできますが、不自然になってしまう可能性もあるのでお勧めしない場合もあります。

【鼻変形に対する予防】
形は個人差が大きくあります。鼻翼縮小術に不向きな鼻もあるので無理に手術を行うと不自然な鼻になってしまう場合もあります。術前に鼻翼縮小術が適切かどうかを判断することが重要です。

【料金(税別)】
¥300,000

▼鼻翼縮小術 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/nose/biyoku/

【鼻尖縮小術によるリスク】
感染症、皮下出血、希望よりも効果が少ない、左右差

【鼻尖縮小術による副作用】
1.術後の腫れ
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは1か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。

【術後の痛みに対する予防】
鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫れは主に目周りにおきます。腫れを軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【希望よりも効果が少ない場合】
当院では術前に十分なカウンセリングを、手術を担当する医師が行うため希望に近づけられるよう配慮しています。しかし、もともとの鼻翼軟骨が薄い場合だと手術の効果には限界があります。手術の効果が弱いと予想された場合は他の手術を同時に受けることを提案する場合もあります。

【左右差に対する予防】
鼻先の部分は手術中でも起き上がった状態でご本人が確認することができます。局所麻酔薬による腫れはありますが、鼻先部分の腫れは少ないため左右差などの確認は手術中に可能です。

【料金(税別)】
¥400,000

▼鼻尖縮小術 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/nose/bisen/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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