Recently updated on 4月 4th, 2019 at 04:42 pm
今回はアラガン・ジャパン社より
ボトックスビスタの説明会が行われました。
製剤としてはボトックスもボトックスビスタも全く同じものです。
ただし1瓶あたりの薬の量には違いがあります。
ボトックスは生理食塩水などで溶解して使用するため、
量の違いには気をつけなければなりません。
中身は同じ製剤ですがボトックスはアメリカのFDAで認可されており、
ボトックスビスタは2009年に日本の厚生労働省で認可されています。
通常の薬でも厚労省の認可を取得するのは大変に時間がかかる作業ですが、
薬の目的が「表情しわの治療」という美容以外の何物でもないため、
より大変な作業だったと思います。
よく誤解されることは、厚生労働省で認可された薬=保険適応と
思えるかもしれませんが残念ながらイコールではありません。
眉間のシワが保険で治ることはありません。
しかし、厚労省で認可されている薬ですから
安心して使用することができます。
美容目的で使用される薬で
厚労省の認可を受けているものはほとんどありません。
通常は医師の個人輸入という形で取り入れ、医師個人の判断で
使用することになります。
したがって、○○国産の安いヒアルロン酸やボトックス類似品などを
輸入し使用すれば1000円からの治療が可能になるわけです。
しかし、どこの国でどのような管理状態で作られた製剤かという
保障はないわけです。
アラガン・ジャパンの説明でボトックスの長期使用例の写真を
拝見させて貰いました。一卵性の双子の症例です。
一人は10年以上にわたり10回以上のボトックス治療を受けており、
もう一人は10年間の間にボトックス治療を2回くらいしか
受けていないという症例でした。
双子なので顔形はほぼ同じですが、見た目の年齢は明らかに違いがありました。
症例写真をならべて比べると姉妹の写真のようで
若い方と年上の方というくらいの明確な差が表れていました。
ボトックスやヒアルロン酸は一度治療を受けてしまうと
止められなくなるから、まだ治療を始めせん、という患者様が
たまにいらっしゃいますが、この10年後の写真をみると
早く始めたもの勝ちだとわかります。
厚生労働省の認可を受けた薬で安全に確実に若返る治療です。
施術は10分ほどで終わり、注射だけ。
これは、やらない理由がないのでは?

