Recently updated on 4月 4th, 2019 at 04:41 pm
秋というと、一般的には食欲の秋ですね。
美容的には紫外線が弱まるため、
しみの治療を始めるタイミングとしては良いです。
また、抜け毛の秋というのもあるようです。
夏に受けた紫外線のダメージにより頭皮が痛み
抜け毛が増えることがその理由です。
われわれ医師にとっては学会が多い時期でもあります。
海外から来日されている有名な先生の勉強会なども多くあります。
今回はシンガポールの形成外科医であり
アメリカの形成外科学会でも有名なWoffles T.L. Wu先生に来ていただき
勉強会を行いました。
Wu先生は長年にわたり通常の形成外科医として
顔面骨骨折などの治療や癌切除後の再建の治療をされており、
美容外科ではフェイリフトや骨切りなどの手術をされてきた先生です。
2004年にはWoffles liftという糸を使ったフェイスリフトの論文を発表され、
最近ではボトックスを使ったフェイスリフトについての論文を発表されています。
今回の勉強会では、ボトックス製剤(ボトックスビスタ)と
ヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタ)を使用した若返り効果について
講演して頂きました。
当院でもボツリヌストキシン製剤は17年前から、
ヒアルロン酸製剤は10年以上前より使用しておりますが、
一般的な方法で使用することがほとんどでした。
もちろん一般的な注入方法で問題はないのですが、
治療の幅や適応にはどうしても限界がありました。
Wu先生の理論に基づき実際に当院スタッフに注入してみたところ、
眉毛の挙上効果、あご周りの挙上効果、
さらに皮膚全体のキメが細かくなる効果(化粧のりが良くなる)を認め、
かつ表情は全く影響を受けないため自然な状態でした。
注入する量としては一般的に使用する量よりも多いため、
施術するテクニックが大変に重要となります。
量が多い分、ごまかしが利きません。
正確な顔面解剖と注入テクニックが必要とされます。
持続期間は3~4カ月と短いことが欠点ではありますが、
切開をせずに会社を休む必要もなく自然な感じで若返りが可能です。
部分的な施術であればコストも抑えられますし、
全体的な施術であれば大きな若返り効果を期待できます。
※当院のボトックス治療はこちら
※当院のヒアルロン酸治療はこちら
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