Recently updated on 8月 27th, 2019 at 07:29 pm
当院で受けられる若返り施術には様々なものがありますが、中でもヒアルロン酸やボトックスを注入する施術は、安全で気軽に受けられると人気の高い施術です。
少し前までのシワ治療では、ヒアルロン酸かボトックス(ボツリヌス菌治療)のどちらかを選ばなければなりませんでした。
昨年、国内で初めてヒアルロン酸注入剤の厚生労働省承認を取得したアラガン社がヒアルロン酸とボトックスを掛け合わせた施術【Vst-shape(ビスタシェイプ)】を提唱しました。ビスタシェイプとは、老化のメカニズムと顔全体の構造を考慮し、ヒアルロン酸やボトックスを少しずつ注入し、顔のバランスを整え、顔全体を立体的に見せる治療方法です。
今回、アラガン社のマイビューティーレポートに寄稿させていただいた【Vst-Eye(ビスタ-アイ)】は、目元の悩みを解決する新しいテクニックです。眉間や目尻のシワにはボトックスを注入し、ボリュームが不足したり、下垂が目立ったりする部位にヒアルロン酸を注入する施術方法です。目の周りのシワや溝を修正し、立体的で若々しい目元を実現します。
目の周りには、さまざまな筋肉があります。
Aの眼輪筋は、目の周りを取り囲むようにあり、まぶたを閉じるための肉です。老け顔に見える要因の一つ「まぶたが下がり、目が小さく見える」ことは、加齢によりこの筋肉がまぶたを下げた状態で硬直してしまっていることに起因しています。ボトックス(ボツリヌス菌注入治療)には、筋肉の緊張を弱める働きがあるため、眼輪筋の外側に注入すると筋肉が弱まり、目が開きやすくなり、目尻のシワも改善されます。眉間部分にもボトックスを注入することで、B皺眉筋やA眼輪筋、D鼻根筋の緊張を緩和し、眉間のシワが改善され、目の上に垂れ下がっている肉も引き上げられ、目が大きく開くようになります。
患者様に「ボトックスを注入すると無表情になるのではないか?」と質問されることがあります。注入系の治療は、医師の解剖学の知識と老化に対する理解、そして技量が大きく影響します。基本的には、無表情になるほど注入しませんのでその心配はありません。

