男性の育毛については、リアップ(フィナステリド)の内服が最も効果的である事は以前のブログでお話しさせていただきました。
しかし、女性の場合、妊娠の可能性のある、あるいは妊娠を考えている女性にはフィナステリドの投与が出来ないこともあり、私は今まで頭皮の血流を向上させる超音波の治療とプラセンタエキスの投与で一定の効果を得てきました。
ただ最近、妊娠後期以降であれば、女性でも使用可能な内服薬が登場したこと。
外用剤でもロゲイン(ミノキシジル)以外の、男性ホルモンの代謝産物であるDHT(デハイドロテストステロン)を抑制するタイプの外用剤が出てきました。
そこで、思い切って治療戦略を立て直し、頭皮の血流改善、妊娠中でも使用可能な内服薬、新しいタイプの外用薬を中心に女性の薄毛治療を考えて行こうと思ったわけです。
まずは、毛についてのおさらい。
毛とは毛包を一つの単位として発生してくる糸状の物で、基本、毛母細胞から発生してきます。
簡単に髪の毛の一生を説明すると、毛母細胞は大体6年間の成長期がありその後の後期成長期、脱毛期、休止期、再発毛というサイクルを巡っています。
毛が薄くなると言う現象は、毛の寿命が短くなり、同時に毛が細くなる、いわゆる軟毛化が原因で起きてきます。
軟毛化した毛と軟毛化しない後頭部の毛を、一部組織を採取してその断面を見てみると、軟毛化した毛は、断面図でも非常に浅い部分に根元が遷移し、短い柔らかい毛に変化しているのが一目瞭然に分かります。
この寿命の短縮と軟毛化に大きな影響を及ぼしているのが、男性ホルモンと遺伝、そして栄養状態などの生活環境。
その薄毛に対する新たな女性の為の育毛について、生活環境及び男性ホルモンに対する総合的な具体的な治療について、次回お話しして行きたいと思います。
ここはハワイか、と思うほどの素晴らしい虹!
しかし現実は厳しかった。
11月3日、最高気温9度、風速5メートル、雨、あられ、雪の中、初のフルマラソンの挑戦して来ました。
最後は低体温と完全なるガス欠のゾンビ状態でゴール。
寒い時には手袋、雨よけのカッパが必要、でしたがそんな基礎的な事も分からず、やっぱり何かのチームに入って教わった方が良いのかと思った次第です。
レース後に真駒内競技場で食べたカレーうどんが死ぬほど美味しかったです。

