前回お話しさせて頂いた、世界初の女性用育毛内服剤、パントビガール。
女性用とされているのは、男性に対してはフィナステリド、製品名リアップと言う効果の高い内服剤が存在するためで、男性は飲めないということではありません。
この製剤のポイントは、パントテン酸カルシウムを主成分として取り入れた所か?
脂肪代謝を促進し、毛・皮膚・神経組織を正常に保つのが主要効果。
その他、シスチン、硫酸チアミン、ケラチン、パラアミノ酸、なども配合し、白髪、皮膚の老化、末梢神経の修復などにも寄与する内容となっている。
製造国はドイツのMerz社。
妊娠後期であれば、妊娠中でも内服可能な薬剤です。
もう一つご紹介したいのが、頭皮の血流改善に役立つ器具、Hair max。
超音波を頭皮に当てる事で血流を改善し、毛根に活力を与えることで抜け毛、軟毛化を防ぐ役割を示します。
今回の三回のシリーズをまとめると、閉経前後を問わない全年齢層の女性に対し、頭皮の超音波治療、パントビガールの内服、ウィメンズロゲインの使用。
妊娠中を除く女性に対しては、男性ホルモンの代謝物で抜け毛の主要因であるジヒドロテストロンを抑制する塗り薬、パントスチンを用いていく。
基本は、これ。
妊娠していない方はプラスこれ。
女性の脱毛、軟毛化に対処するという観点からの三回のシリーズでした。
理論的に、その人の生活歴、環境、脱毛、軟毛化の始まった時期を詳しくお聞きして育毛に携わって行きたい。
大塚美容形成外科の基本的な姿勢です。


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。