札幌院院長Dr.武田のブログ

アートメークについての私見

皮下に色素を入れる作業は医業であり、医師法で取り扱われるか?

衛生上の問題点からは、是、としか言いようがありませんが、いわゆる、入れ墨、に関しては古来より風習で行われて来た側面もあり、難しい問題です。

医者に龍の絵を肩に入れて、と言われても、出来る先生は?

多分、いないでしょう。

数年前、北海道新聞社がアートメークの特集を紙面で取り上げ、その際、取材を受けました。

私が特別アートメークが得意なわけではありません。

北海道で、やってるのが私だけしかいないので意見を聞かれただけです。

その際、注意点として上げたのは次の点。

 

1  眉毛の位置は加齢と共に変化する。

加齢と共に、眼瞼下垂という目が開きにくい病態が出現することが、ままあります。

目が開きにくいと、額の筋肉を使って目を開けようとする。

すると、眉の位置が上に上がります。

その状態に陥った際、女性は眉の上の毛を薄くし下に書き足すことで調節しますが、バッチリ色素を入れてしまうと、その調節が出来なくなってしまいます。

眼瞼下垂の手術をすれば良いのですが、全員がそういった環境下で生活しているとは限りません。

私が大塚美容形成外科で習ったアートメークは、細め、下。

あくまで、スッピンになって顔を洗った時、眉が無い、と焦らない程度の色素注入。

これなら調節が利きます。

2  睫毛、アイラインは極力狭く!

これが一番大切。手練れのアートメークの達人(医者以外)は、素晴らしい出来上がりを競うあまり、幅広くアイラインの色素を入れる傾向にあります。

責めているわけでありません。それが患者様の要望でもあるのでしょう。

ところが、その幅広に入ってしまったアイラインが後で大変な事態を引き起こします。

上まぶたの皮膚のタルミを除去する手術や、二重の手術を受けると、途轍もなく幅広の昭和のブルースの女王の様なアイラインが出てきてしまうのです。

もう、スゴイです。

くれぐれもアイラインは狭く、物足りない位にです。

 

あー、ーもう入れてしまった、けど除去したい。

 

大丈夫です。

札幌院では、アートメークの除去が可能なQスイッチつきルビーレーザーを用意しています。

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【Qスイッチルビーレーザーによるリスク】
炎症性色素沈着、シミの再発

【Qスイッチルビーレーザーによる副作用】
1.かさぶた
レーザーで治療した部位はかさぶたとなります。1週間ほどで自然になくなります。
2.レーザー後の赤み
レーザーで治療した部分は赤くなります。赤みは2週間程度で薄くなります。

【炎症性色素沈着に対する予防】
炎症性色素沈着を予防する目的で同時にハイドロキノンとアスコルビン酸による軟こう治療を併用することもあります。

【再発のリスクに対して】
シミの大きな原因は紫外線です。治療後は紫外線から肌を守ることが重要です。当院では肌に優しいUVクリームや内服による紫外線予防剤を用意しております。

【料金(税別)】
5照射…¥10,000~

▼Qスイッチルビーレーザー https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/skin/laser/

入れ墨を有料で人に施術して逮捕されたという、下記、リンクの記事を見て感じた感想でした。

http://www.bengo4.com/topics/2650/?via=mbdm

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※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。

著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
1990年 札幌医科大学 卒業
1990年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
1993年 札幌形成外科病院 入局
1996年 旭川赤十字病院 入局
1998年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 32年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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