札幌にも桜前線がやって来ました。
札幌は梅と桜が同時に花を開きます。春と夏の花が同時に咲く不思議な場所なのです。
中島公園、北海道立文学館裏の桜並木。
ふと看板を覗くと、札幌医科大学の大先輩にあたる渡辺淳一先生の展示がされているようです。
渡辺先生を生で見たのは、札幌医大祭に講演でいらした時に一度だけ。
ただ、渡辺先生の整形外科の師匠にあたる河邨文一郎先生(札幌医科大学名誉教授)とは、半年程、札幌市西区にあった札幌形成外科病院で仕事をご一緒させて頂きました。
河邨文一郎先生は、札幌オリンピック主題歌、虹と雪のバラード、の作詞者として知られ、私の知っている70代でも、若い看護師さん達に囲まれて、ずば抜けたダンディーぶりを発揮されていました。
病院のお花見で、札幌ビールの替え歌、猥歌?を教えられて、みんなで歌った事。
ちょうどその勤務時代に小樽の水天宮に、河邨文一郎先生の歌碑が建ったのが思い出です。
河邨文一郎先生は、黎明期の日本美容外科学会も主催されています。
その頃は美容外科を生業とするとは夢にも思っていませんでした。
しかしながら、前にも書きましたが、医者になって直ぐにソ連邦の大火傷、コンスタンチン君の治療に携わって僅かですがスポットライトが当たった事。
2年後に河邨文一郎先生のような華やかな人物と出会った事が美容外科に進む遠因となったのかもしれません。
ちなみに、大塚美容外科に就職して、間も無くビューティーコロシアムが日本的なブームとなり、その一員として過ごす人生を送っているのは、若干、出来過ぎ。
でもこれ、わざとじゃ無く、あくまで普通に生きて来て起こった事なのですが、やや不思議な私の人生です。
桜並木、渡辺先生の看板から昔の事を思い出していました。
来週、ゴールデンウイーク開けからは、また美容外科のお話に戻ります。

