4月上旬、長崎市において開催された日本形成外科学会総会に出席しました。
ご存知の方も多いと思いますが、美容外科は形成外科の1部門。
美容外科医にとって形成外科は母屋のような物で、たとえ形成外科の保険診療から離れても研鑽が欠かせません。
最近は、研修医期間を終了して直ぐに美容外科診療に入られる先生も多くいらっしゃいますが、そういった状況を見る時、心底、可哀想だな、と感じてしまいます。
「形成外科の専門医じゃなくても、美容はできるよ。」
「形成の専門医でも美容が下手な医者は沢山いるじゃない。」
うん、確かにその通り。
だけど、そう言うセリフは、形成外科専門医、美容外科専門医の先生が言って初めて格好がつくものなのです。
少し独断になりました。
主催の長崎大学は、日本形成外科発祥の地の一つと言われています。
原子爆弾の被災者の患者様が、重度のヤケドを負われたのと無関係ではないでしょう。
坂の街。
私の生まれ故郷、小樽も坂の街。
古くは小樽出身の文豪、伊藤整が「小樽は長崎にも勝る坂の街」、と言い、やはり小樽に居住経験のある石原裕次郎が、おれの小樽、という楽曲で坂を題材にしていた?、ような気がします。
で、実際に見た感想は?
いやあ、長崎の方が?
それでは、来週は切開による二重瞼形成の利点と欠点についてお話して行きたいと思います。


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