美容外科領域でも最近話題に上る事が多い、再生医療。
何にでも分化する細胞があって、それを使えば何でも作れると言う話を、皆さん聞く機会が多くなっていると思います。
その元になる細胞を幹細胞と呼びます。
これは、最初、骨髄の中に存在するのが見つけられ、これで多くの難病が解決できると大騒ぎになりました。
しかし、骨髄から細胞を取るわずらわしさや、その細胞が培養してもあまり増えないことがわかり、次に人工の幹細胞を作る方向に進んでいきました。
その人工幹細胞がES細胞です。
これは受精卵の胚から採取した細胞で、多機能性を有する細胞を培養した物です。
これについては、まだ研究を続ける研究者が多数いますが、受精卵、小さくとも一つの命を材料として使うことから倫理的な問題が大きく、普及するのは、かなりハードルが高いといえます。
そこで登場したのが、iPS細胞。
人間の皮膚の真皮に含まれる線維芽細胞に4種類のウイルスを入れることによって出来た、夢の人工幹細胞です。
ただ、これには細胞のゲノム(遺伝子)が痛んでしまうという欠点があるので、それをさらに改良。T細胞に1種類のウイルスを導入して出来る人工幹細胞もあるようです。
このウイルスは、細胞質で活動してT細胞をiPS細胞に変化させるため、遺伝子が損傷しません。
このように、巷で言われる幹細胞の中で、人工の物が話題に上っているiPS細胞であるのを認識していただいて、明日、その臨床応用についてお話してみたいと思います。
豚丼と聞いてどんな丼を想像されますか?
北海道で豚丼と言うと帯広発祥の物が主流。厚切りの豚肉をタレをつけながら焼き上げご飯に乗せたもので、何となく鰻丼に似ています。
画像は、北広島三井アウトレットモールの、豚はげの豚丼セット、890円。
美味しいですよ。

