冬場の紫外線の低下と関連して、冬季の体調の変化についてお話ししてみたいと思います。
皆さん、ビタミンという言葉をよくお使いになられると思います。
で、ビタミンとは一体どういう意味を持っているのでしょうか。
ビタミンとは、生体の維持に欠かせない微量物質で人間の体の中では作り出せないものを指し示します。
その中で最近、各種疾病との関連性が指摘されているビタミンの中に、ビタミンDがあります。
ビタミンDは、生体内でコレステロールを原料として自己生産が可能なことからビタミンではないとの意見もありますが、ビタミンDの経口摂取を怠ると容易にビタミンDの欠乏症状が出現し、外因性ビタミンDの摂取が不可欠であるため、ビタミンに分類されています。
では、ビタミンDはどこで生産されるのか。
それは、皮膚の中で生産され、波長300nm付近の紫外線、いわゆるドルノ線が生産を助けています。
人においては、午前10時から午後3時の日光で少なくとも週に二回、日焼け止めクリームなしの状態で、顔、手足、背中に5分から30分の日光浴で十分なビタミンDが生産されるとされています。
ここまで書いてきて、ふと思いました。
真冬の札幌で、これって結構厳しくないか?
そこで、食べ物からのビタミンDの摂取が重要となってくるわけです。
ビタミンD欠乏と言うと、背骨が曲がる、くる病が有名ですが、ビタミンD欠乏が引き起こす各種身体の変調について次回お話ししてみたいと思います。
札幌名物、ホワイトイルミネーションが始まりました。
当院の面している、駅前通り。
恋人たちのささやきがきこえてきそうです。