札幌院院長Dr.武田のブログ

ピュアグラフト2回目 長期予後

ピュアグラフト、高濃度脂肪注入の二回目の長期予後を報告します。

これまでの経過は、下記リンクをご参照ください。

https://www.otsuka-biyo.co.jp/blog_sapporo/%e8%b1%8a%e8%83%b8%e8%a1%93/1433/

 

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今まで、脂肪注入によるバストのサイズアップは、個人的な感想で、せいぜい1サイズ上がれば、というのが感想でしたが、ピュアグラフト、高濃度脂肪注入法を用いた場合、採取する脂肪組織さえあれば、『余裕で2サイズは上げられる』、というのが実感になりました。

今まで美容外科医生活、約20年の間に、たくさんのシリコンインプラントによる悲惨な結末を見てきた体験から、これからの豊胸術における自分の中の第一選択は、ピュアグラフトになりました。

もちろん、一連のピュアグラフトの症例の中に、『脂肪の入れすぎによる感染』、という痛い経験も一例。

しかし、適正な脂肪注入量として一回に両胸で300cc程度。

2回に分けて、片胸300cc移植すれば、約200cc程度は生着して2サイズ程度の豊胸術になるようです。

ものすごく大きくしたい患者様には適しませんが、経験上、2サイズ程度の豊胸を望まれる患者様が大半の札幌では、十分な治療法と言えます。

しかも、この治療は脂肪吸引するわけですから、細くしたい場所も思いのままに、というメリットもあります。

来年の夏に向けて、あるいは来春の卒業旅行に向けて一歩踏み出すというのも良いのではないでしょうか。

【高濃度脂肪注入術(大腿部脂肪吸引)によるリスク】
感染症、大腿部の傷跡、しこり、大腿部の変形

【高濃度脂肪注入術(大腿部脂肪吸引)による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。大腿部の内出血は3週間程度で消失します。
2.術後の痛み
注入後は軽度の痛みが出現する場合があります。胸部の痛みは1週間程度で痛みは消失します。大腿部の脂肪吸引部は1か月程度の痛みがあります。

【リスクと副作用に対する予防】
注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。

【注入時の痛みに対して】
注入前に胸部に対して局所麻酔を行いますので注入時の痛みはほとんどありません。しかし、局所麻酔自体に痛みがあるので、痛みが心配な場合は静脈麻酔を併用します。また、大塚院では全身麻酔を選ぶこともできます。

【感染症に対して】
高濃度脂肪注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。症状が重たい場合には胸部の洗浄処置が必要になります。

【大腿部の傷跡に対して】
胸に対しては注入のみなので傷はできませんが、脂肪吸引を行う大腿部は3mmほどの切開が必要になります。傷跡は通常6か月程度赤くなりますが、個人差もあります。

【しこり形成に対して】
注入した脂肪が壊死するとしこりとなります。注入の際には壊死を起こさないように専用の注入器(セルブラッシュ)を使用して丁寧な注入を行います。また脂肪の生着率を良くする目的でピュアグラフトを用いて高濃度脂肪を注入しています。

【大腿部の変形】
大腿部に十分な脂肪がある場合は問題ありませんが、十分な脂肪が無い場合には無理に脂肪吸引を行うことで大腿部が凹凸などの変形を起こす可能性があるので、お勧めしないこともあります。

【料金(税別)】
高濃度脂肪注入術 ¥715,000

▼高濃度脂肪注入術https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bust/puregraft/

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※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。

著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
1990年 札幌医科大学 卒業
1990年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
1993年 札幌形成外科病院 入局
1996年 旭川赤十字病院 入局
1998年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 32年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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