横浜院院長Dr.井田のブログ

良きサマリア人の法 4

公共放送に、「ためしてがってん」という番組があるのをご存知かと思います。

『眼瞼下垂』という病名を世に知らしめた番組です。

眼瞼下垂。

目の瞳孔、黒目の部分に上瞼が重なり視界が狭まる病態を言います。

視野が良くなる→視野を確保するために用いる他の筋肉の使用が減る→肩こりが良くなる。

そういった短絡的な説明で世の中を席巻しました。

ただ、毎日、眼瞼周囲の手術を行う美容形成外科医の立場からすると、極めて危険。

こんなことを患者様に説明した経験は、残念ながら一度もありません。

通常の眼瞼下垂の手術を行っても、最初の数ヶ月は、むしろ苦痛の方が多いと説明します。

1 今まで閉じていた瞳が上がることによって起きる眼球の乾燥感。

2 光がより多く入ることによって起きる、まぶしい感じ。

3 手術後の腫れが収束する段階で起きる左右差を苦とする心理的な葛藤。

眼瞼下垂の手術は難しい。

美容外科としての要素を加味すると、さらに難度は上がります。

『瞳孔が隠れていないから、手術は成功。良く見えるようになったでしょう。』

残念ながら、保険診療で行う眼瞼下垂手術結果の大部分の結末です。

『目は開いてるけど、外側の皮膚が余って年寄り臭い目になった』

『それは、美容外科の範疇だから』

そういった患者様を数多、診察させて頂きました。

『その程度なら、まだ良かった』、のですが、最近、眼瞼下垂では無い?、患者様まで眼瞼下垂と言われた、と言って来院されるケースが増えてきました。

ナチュラル埋没法:施術前
ナチュラル埋没法:施術後

当院ホームページからの抜粋写真です。

黒目の上の部位が少し隠れている程度。

通常の埋没重瞼術で、黒目が大きく出ているのがわかります。

ここが重要なポイント。

切らない埋没法で黒目が出る。

これは眼瞼下垂ではありません。

眼瞼下垂の方が埋没で手術を受けると、もっと目が開かなくなり黒目が、より小さくなってしまいます。

この患者様は眼瞼下垂ではありません。

ところが、一番左の写真程度で眼瞼下垂だと診断された患者様。

医療機関に自分の顔写真を送ったら、眼瞼下垂だと診断された患者様。

あまりにも眼瞼下垂だとされた患者様が多すぎるのです。

黒目が小さく見える原因は眼瞼下垂だけではありません。

その原因について、次回、細かく、わかりやすく説明してみたいと思います。

【ナチュラル埋没法によるリスク】
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感等

【ナチュラル埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【料金(税別)】
2点
片目…¥50,400、両目…¥84,000
3点
片目…¥75,600、両目…¥126,000

▼ナチュラル埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/natural/

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著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
平成02年 札幌医科大学 卒業
平成02年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
平成05年 札幌形成外科病院 入局
平成08年 旭川赤十字病院 入局
平成10年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 30年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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