札幌院院長Dr.武田のブログ

隆鼻注入療法

今日は、メスを使わない隆鼻術についてお話ししてみたいと思います。

鼻のシリーズの初回で鼻は人に気付かれない、高過ぎず、太過ぎず、長過ぎず、が理想とお話ししました。

ただ、少し欲目を出して言わせて頂くと、鼻筋はあった方が望ましい。

鼻筋が通ると、いわゆる美人顏。

「上品な、大人っぽい顔」になります。

また、顔が小さく見える、目と目の間が広い方は修正されて見える、などの効果も期待出来ます。

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図のように、鼻根を中心に高さが不足する部位に注入は行われます。

注入に使用する薬剤は、ヒアルロン酸とレディエッセ。

ヒアルロン酸は、皺、豊胸の治療薬としても有名ですが、本来、人体の組織内に存在する物質でアレルギー反応は出ません。
隆鼻術に適した、周囲に広がりにくいタイプのヒアルロン酸を用いるのがポイントです。

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レディエッセは、ハイドロキシアパタイトを主成分とした輪郭形成剤。ヒアルロン酸より持続期間が長いのが特徴で、吸収されるのに約一年半程かかります。

横に広がりにくく、鼻筋も付きやすい印象があります。

ヒアルロン酸、レディエッセ、共にアメリカの食品衛生局(FDA)の認可がおりており、人体注入の安全性が確立された薬剤と言えます。

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うーん、自然で良いと思います。

注入隆鼻術では、通常、鼻穴を隠す効果までは期待出来ないし、患者様にも、そう話させていただいています。

が、少し隠れているのをお分かり頂けますか?

注入でも、これまで出来るんだな、と感じる月曜日です。

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札幌では、北の夏を彩るPMF、太平洋音楽祭が開幕しています。

故バーンスタイン所縁の音楽祭で、若手音楽家を育てるための教育音楽祭。ススキノでも各種イベントが呼応するかのごとく行われています。

今年は、坂本龍一さんがデレクター、出演予定でしたが、チョット残念なことに。来年に期待!

北海道、最高の季節の到来です。
 

 

【隆鼻注射(レディエッセ)によるリスク】
感染症、皮下出血、皮膚壊死、失明

【隆鼻注射(レディエッセ)による副作用】
1.術後の腫脹
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
2.針孔の赤み
レディエッセ注入は注入部位に針を刺すので針孔が赤くなります。赤みは2~3日で消失します。

【リスクと副作用に対する予防】
皮膚の浅い部分に注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。

【針孔の赤みに対して】
針を皮膚に刺すことにより炎症反応がおきるため皮膚が赤くなります。炎症反応を抑える目的で注入直後はステロイド含有軟こうを使用します。また、注入直後のアイシングも有効です。

【注入時の痛みに対して】
麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。

【感染症に対して】
レディエッセ注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。

【皮下出血に対して】
針を何回も刺入すると血管から出血する可能性があります。当院ではカニューレ針という鈍針を使用して血管を傷つけないようにして注入しています。

【皮膚壊死に対して】
レディエッセの注入は骨上の深さに注入しますが、誤って筋層内の深さに注入すると筋層内を通る血管内に入ってしまう可能性もあります。血管内に多くのレディエッセを注入すると皮膚壊死を招く恐れもあります。顔面の正確な解剖を理解していることと丁寧な注入手技が必要となります。

【失明に対して】
レディエッセの注入は骨上の深さに注入しますが、誤って鼻背動脈や眼角動脈に入ってしまうと、失明をきたす可能性もあります。顔面の正確な解剖を理解していることと丁寧な注入手技が必要となります。

【料金(税別)】
1本・0.8cc…¥130,000

▼隆鼻注射(レディエッセ) https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/nose/rediesse/

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※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。

著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
1990年 札幌医科大学 卒業
1990年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
1993年 札幌形成外科病院 入局
1996年 旭川赤十字病院 入局
1998年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 32年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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