札幌院院長Dr.武田のブログ

ボツリヌストキシンとボトックス

皺取り目的の治療薬として知られるボツリヌストキシン製剤。

なぜボトックスと書かなかった、それからお話ししてみたいと思います。

皺とは関係の無い別の薬品を例に説明します。

例えば、蕁麻疹などに効能がある抗ヒスタミン剤。

ザジデン、パブロン、コンタック、アレグラ、ネオマルミン、リザベン…。

思いつくままにあげても、たくさんの種類の商品名が存在します。

それと同じで、ボトックスと言うのはアラガン社が製造販売するボツリヌストキシン製剤の商品名なのです。

「私、昨日ボトックスを打って来たの」、とおっしゃられる患者様の半数以上は、実はボトックスの施術は受けていない、

実は、「私、レジノックス打ったの」、「ニューロノックス打ったの」かも知れないわけです。
レジノックス、ニューロノックスは韓国で製造販売され、日本に並行輸入されているボツリヌストキシン製剤。

ここでまた混乱を引き起こしては困るので一言付け加えさせていただくと、これは最近耳にするジェネリック医薬品とも全く異なります。

同様の効能を持つ全く違う薬品と考えた方がわかりやすいと思います。

日本で今現在広く用いられるボツリヌストキシン製剤には、韓国製、イギリス製、アメリカ製、ドイツ製のものがあり、私自身、全ての製剤の使用経験があります。

当院の場合、韓国製、アメリカ製、ドイツ製、三種類のボツリヌストキシン製剤を採用しています。

どれが一番効きますか?

答え。

「どれも良く効きます」

ただ、製剤ごとの特性、前回お話しさせて頂いた流通上の問題で差が存在するのも、これまた事実。

次回は当院の採用薬を例にとって、その特性、アドヴァンテージポイント、デメリット、についてお話しさせて頂きたいと思います。

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我が家の庭で収穫した佐藤錦です。

昨年、初めて10粒程収穫しましたが、今年は現在まで7パック程収穫できています。

何十年ぶりかの長雨、蝦夷梅雨の北海道ですが大満足の収穫でした。

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※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。

著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
1990年 札幌医科大学 卒業
1990年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
1993年 札幌形成外科病院 入局
1996年 旭川赤十字病院 入局
1998年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 32年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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