陽射しが厳しい季節になりました。
肌に関しては悪者?の、紫外線。しかし良い点もたくさんあります。
大学病院勤務時代、形成外科は完全に講座としては独立しておらず、皮膚科の軒先をお借りする状態での研究、診療体制でした。
軒先をお借りしている関係で、皮膚科のルーチンと呼ばれる業務もあり、海外の学術論文の抄読会にも参加させて頂いていました。
その中で、アメリカの皮膚科学会誌の日焼けサロンに関する論文が今でも鮮明に記憶に残っています。
なぜ、日焼けサロンに人は通うのか?
要因の一つに、紫外線を浴びると、血中に微量のモルヒネ様物質が放出され多幸感を味わえる、というのが挙げられていました。
誤解の無い様に言わせていただくと、吸ったり、注射で打つのではなく、紫外線を浴びることにより、自らの体がモルヒネ様物質を作り放出するということです。
何と、紫外線の中でモルヒネ様物質を放出させていると思われる紫外線を除去して日焼けサロンの運営を続けたところ、お客様が激減したとの報告も記載されていました。
うん、確かに日の光を浴びると気持ちが良いし、納得が行きます。
まずは、紫外線の効能をあげて持ち上げた上で、次回、しみ、しわ、皮膚癌に関する紫外線の負の効能についてお話ししてみたいと思います。
昨日は、紫外線をたっぷり浴びて、jal国際千歳マラソンのハーフマラソンに参加してきました。
ブログの写真が私の顔と違うと言われたりするので、憚りながら、著者近影?の露出です。
10年後、しみ、皺に悩む自身の近未来が見えてきそうです。
ちなみに、2時間20分で無事完走させていただきました。

