「ヒアルロン酸」とはそもそも何?効果は?

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サプリメントや化粧品に配合されるなど、日頃から目にする機会の多いヒアルロン酸。キレイに欠かせない成分であることは想像がつきますが、具体的にどんな成分なのかまではあまり知られていません。

ヒアルロン酸はプチ整形を中心とした美容整形にもよく使われるものです。では、ヒアルロン酸とはそもそも何なのでしょうか?その正体から使われ方、最新のヒアルロン酸事情まで解説します。

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は人間の体内に存在する成分で、1gで約6リットルもの水分を抱え込むことができる、極めて保水性の高い成分です。体の部位によってヒアルロン酸濃度は異なりますが、その高い保湿力により肌や目の潤いを保ち、関節や軟骨では身体をスムーズに動かすためのクッションのような役割を担っています。

しかし、20歳をピークに体内のヒアルロン酸量は減少します。40代にもなると、急激に減少します。そのため、肌の乾燥やたるみ、さらに高齢になると関節の痛みが生じるのです。

ヒアルロン酸が効果的な部位はどこ?

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肌のたるみの解消や、ハリツヤのアップに効果的なヒアルロン酸は、美容整形においては「ヒアルロン酸注射」などでよく使用されています。

人体にもともとある成分であるためアレルギーや副作用の心配がほとんどなく、注射によって必要な箇所に注入するだけですぐに効果が得られるという手軽さから人気を集めています。ダウンタイムも必要ありません。

肌:若々しい肌を手に入れたい

ほうれい線、まぶたのくぼみ、目の下のクマ、眉間や額のしわなど、乾燥やハリツヤの低下が原因のあらゆる症状にヒアルロン酸は効果を発揮します。使用する場所によって使用するヒアルロン酸の種類や注射器具は変わります。

鼻:短時間で自然に高くしたい

鼻を高くする隆鼻術には、粒子が横に広がりにくい性質をもつヒアルロン酸が使われます。

ヒアルロン酸はしばらくすると体内に吸収されるため、何年、何十年もの継続的な効果は得られません。しかし、極めて安全性の高い成分であること、メスを使わず施術ができることなどから、プロテーゼの使用による隆鼻術より手軽に始められるのではないでしょうか。

唇:女性らしい柔らかくぷっくりした唇をつくりたい

可愛らしいアヒル口やぽってりと厚く、艶のある唇はヒアルロン酸注射で簡単に作ることができます。

アヒル口のような唇であれば、少し硬めのヒアルロン酸を使用します。逆にぽってりとしたセクシーな唇にするには、全体的に弾力性のあるヒアルロン酸が効果的です。

唇は目立つ場所でもあるため、自然な形にするには経験豊富な医師に施術してもらったほうがよいでしょう。

もしヒアルロン酸を注射して、やっぱり元に戻したいと思った時も「ヒアルロン酸分解注射」を打てば元の状態に戻すことができます。これもヒアルロン酸による美容整形のメリットです。また、注射を打たなくても時間が経てば体内に吸収されることで元に戻ります。長期的な効果を望むのであれば、継続した施術が必要です。しかし他の美容整形と比べて比較的安価で済むため、続けやすいのではないのでしょうか。

ヒアルロン酸にまつわる疑問を医師が解説

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Q1.ヒアルロン酸を体内に多量に入れることによって起こるリスクはありますか?

ヒアルロン酸を多量に注入することによってのリスクはありません。ただ、人によってはアレルギー反応を起こす可能性はあります。

Q2.ヒアルロン酸注射を受けたいです。気をつけることはありますか?

ヒアルロン酸は徐々に吸収されて無くなり、体内に残らないため安全に使用することができます。しかし、製剤によってはシリコンなどの吸収されない物質が混入されているヒアルロン酸もあるので、ヒアルロン酸の製剤には注意が必要です。心配であればカウンセリングの際に医師に尋ねてみてください。

Q3.一度ヒアルロン酸を注入したら、永遠に入れ続けなければ効果は持続できないのですか?

ヒアルロン酸自体は吸収されてなくなってしまいます。
しかし、ヒアルロン酸を注入すると、皮膚の細胞が刺激されコラーゲンを作ります。ヒアルロン酸は吸収されて無くなっても、作られたコラーゲンの効果は残るのです。

Q4.コラーゲンはヒアルロン酸と同じ効果があるのですか?

ヒアルロン酸が皮膚の水分を抱え込み保湿するのに対し、コラーゲンは皮膚の形を保つ働きをがあります。つまり、肌のハリを支えているということです。効果は同じではありませんが、コラーゲンも肌のたるみを防ぐのに一役買っているのです。

Q5.ヒアルロン酸配合の食品やサプリメント、化粧品が増えていますが、それらに効果はあるのでしょうか?

正直に言って、効果は薄いといえるでしょう。
その理由はヒアルロン酸の分子が大きい点にあります。そのため、食品として摂取しても腸管から吸収されにくいです。サプリメントではヒアルロン酸を低分子化させ吸収されやすくなっていますが、皮膚内のヒアルロン酸量が優位に増えることはありません。化粧品の場合はヒアルロン酸により肌の表面は保湿されても、真皮内まで浸透することはないのです。

安心・安全なヒアルロン酸で理想の自分を叶える

メスを使わず、もともと人体にある成分で安心・安全に施術を受けられることが、ヒアルロン酸注射の最大のメリット。長年のスキンケアやマッサージなどでは改善できなかった悩みも、ヒアルロン酸を使えば数分で解消することができます。

そうとはいえ、初めての施術ともなれば不安はつきものです。各クリニックでは必ず事前にカウンセリングを行っているので、一度カウンセリングを検討してみてもよいかもしれませんね。

▼ヒアルロン酸注入術―大塚美容形成外科
https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/skin/shiwatori/

記事監修医師紹介

大塚院院長大塚院金沢院京都院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士 大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ
略歴
平成12年 帝京大学医学部 卒業
平成12年 帝京大学医学部形成外科 入局
平成17年 杏林大学病院 形成外科 入局
平成18年 大塚美容形成外科 入局
平成18年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 19年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士