札幌院院長Dr.武田のブログ

28年前

北海道震災が起きた9月6日の直前。

9月4日に、NHK札幌放送局から取材を受け、
平成タイムトラベルというコーナーでご紹介いただきました。
震災から2ヶ月経過し、私ごとではありますが、
ご紹介させていただこうかなと思い立った次第です。

平成2年に、母校の札幌医科大学附属病院で、
私は医師としてのキャリアをスタートさせました。

当時は形成外科が皮膚科の中で活動しており、
皮膚科内形成外科診療班の一員に加えていただいたわけです。

その一年目から三年目にかけて、
連続して経験したのが旧ソ連邦からの重症熱傷の患者様たちでした。

コンスタンチン君、セルゲイ君、イーゴリ君、ビオレッタさん。
今でもご家族を含めて、鮮明に当時のことは覚えています。

重症熱傷の治療には、アログラフト。
つまり、人間の皮膚が一番の薬となります。

医師になったばかりの私たちの一番の任務は、
アログラフトの提供者を探し、集めること。

最初は、日本医科大学のスキンバンクから皮膚の提供を受けて、
耐え忍んでいましたが、
大切で貴重な皮膚を、継続して受け取ることはできず、
自前によるスキンバンクの運営が始まったわけです。

札幌医科大学の関連病院という垣根を超えて、
沢山の先生方のご協力を得て、
ギリギリながら無事に皮膚の提供を得ることができました。

本当は、主治医であった、
私の形成外科の師匠である阿部清秀先生に取材された方が良いのでは、
と一度断ったのですが、
当時に平成で起きた重大事例に接した若い医師が、
どのような人生を歩んだのかが取材の意図です、
とのことで取材を受けさせていただきました。

もし時間があれば、ご覧ください。

https://www.nhk.or.jp/sapporo/articles/slug-n83de03d63e8f

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著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
1990年 札幌医科大学 卒業
1990年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
1993年 札幌形成外科病院 入局
1996年 旭川赤十字病院 入局
1998年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 32年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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