先週まで、無酸素運動と有酸素運動による血中の乳酸増加と体脂肪減少が成長ホルモンの分泌維持、向上に寄与する可能性についてお話しました。
まず苦しくて大変な無酸素運動について。
少し古くなりますが、鈴木京香さん、深田恭子さんが出演されていたセカンドヴァージン。
あの当時、彼女たちが取り入れて話題になった加圧トレーニングが各種医学会に於いても推奨されています。
上肢、下肢の根元をバンドで縛り、血流を阻害して運動を行い、人工的に無酸素運動を作り出すトレーニング法です。
血流が解除された後、乳酸が血中に流れ出し、視床下部に反応して成長ホルモンの分泌を促します。
このバンドについては特許申請がなされていますが、平成23年11月に、その有効期限が消え、一般に安価な類似品が多数出回ると考えられます。
「薬いらずの肉体改造術」など、共同開発者の著書も出ているので、それとあわせてトレーニングしていくと良いのではないでしょうか。
さらに皆様の実施意欲を喚起する意味で権威付けさせていただくと、この方法は、東大医学部付属病院の心臓リハビリの分野で臨床応用されてます。
虚血性心疾患などで心筋にダメージがあり、心筋の量を増やしたい、しかし、なかなか運動が出来ないと言う人に実施されています。
要は、体が無酸素運動と言う激しい運動をしたと勘違いをして、筋肉を太くしたり、成長ホルモンを出したりするわけです。
楽して筋肉モリモリ、おまけに若返り。
うーん、サクセス、と思わず呟いてしまいましたが、実際の実施法については十分な効果を得るためにも、学習される事をお願い申し上げます。
日本形成外科学会基礎学術集会に出席の為、長野県、松本市に出かけて来ました。
最新の毛や、幹細胞などに関する知見。
また、アートメイクの材料に含まれる金属がMRIで影響を受けるのかなど、このブログで報告して行きたいと思います。

