横浜院院長Dr.井田のブログ

困った症例

形成外科医としては25年。美容外科医としては18年。

今もたくさんの患者様に囲まれて診療させていただいてるのは、政治家の皆様の三種の神器と同じ。地盤、看板、鞄に恵まれた事と形成外科専門医、皮膚腫瘍外科専門医として最低限以上は基礎があって、大きく外れない、いわゆる変な手術をしてこなかったからだと思います。

そんな中でも、時に頭を抱える患者様、症例を担当させて頂くこともあります。

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この鼻を見て感じたのは、長くて大きい。横の画像がありませんが、いわゆる、わし鼻、の状態です。

下から見ると左右の鼻腔の大きさが違う。

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左側の穴が大きく、かすかに傷跡。鼻腔底と言われる土手が残っている?

他院で鼻翼の縮小術を受け、不十分な結果になっています。

セオリー通りにやればと言うより、やりたかったのは、鼻先を細く少し上に移動させて、鼻背部位の突出部位の切除。

手術名でいけば、鼻尖修正挙上、humpnose切除です。

が、患者様が申し込んで来られたのは、何と鼻翼縮小術!

これ以上縮小すると、かえって鼻先がもっと目立ってしまう!

でも、左右差が矯正の対象では無いとも言い切れない。

悩んだ末、右側の切除を控えめに、左側を多めに切除してみました。
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どうでしょう。

左右差はほぼ解消され、心なしか強く主張しすぎて目立っていた鼻の存在感も消えています。

以前にも述べましたが、鼻は目立たないのが一番。

低すぎず高すぎず、細すぎず太すぎず、長すぎず短すぎず。

まさしく中庸。

適応が乏しい、と言って断れれば良いのですが、ここで今は亡き創業者にして初代石井理事長の声が耳の奥に響きます。

「どうせお断りしても、結局は何処かで手術を受けるのだから、それなら先生がよく考えて手術して差し上げなさい」

名言です。

【鼻翼縮小術によるリスク】
感染症、皮下出血、傷跡、手術の効果が少ない、鼻変形

【鼻翼縮小術による副作用】
1.術後の腫れ
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは1か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。

【傷跡に対する予防】
鼻翼部の傷は頭側(上方)に伸ばすと目立ってしまう可能性があります。切開する長さを考えてデザインを決めます。また、鼻翼の形は個人差が大きくあるため、その人にあった切開デザインや手術方法を選択しています。場合によっては鼻翼縮小術をお勧めしないこともあります。

【手術の効果が少ない場合】
鼻翼縮小術は術後に少し戻ることもあります。再手術により追加切除することもできますが、不自然になってしまう可能性もあるのでお勧めしない場合もあります。

【鼻変形に対する予防】
形は個人差が大きくあります。鼻翼縮小術に不向きな鼻もあるので無理に手術を行うと不自然な鼻になってしまう場合もあります。術前に鼻翼縮小術が適切かどうかを判断することが重要です。

【料金(税別)】
¥300,000

▼鼻翼縮小術 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/nose/biyoku/

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著者紹介

札幌院院長札幌院

武田 昇Noboru Takeda M.D.

札幌院院長 武田 昇 大塚美容外科 札幌院 ドクター武田ブログ
略歴
平成02年 札幌医科大学 卒業
平成02年 札幌医科大学附属病院皮膚科形成外科 入局
平成05年 札幌形成外科病院 入局
平成08年 旭川赤十字病院 入局
平成10年 大塚美容形成外科 入局

美容形成外科歴 30年

所属学会・団体
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
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