院長Dr.石井の美容ブログ

切開法による上まぶたの治療

Recently updated on 5月 20th, 2019 at 03:21 pm

前回の下まぶた治療に続き今回は上まぶたの治療です。
上まぶたは年齢と共に皮膚のタルミが出来ることと、人によっては瞼の開きが弱くなる可能性があります。

上まぶたの皮膚がたるむと二重だった方でも奥二重となり、徐々にまつ毛に皮膚が乗っかるようになります。
まつ毛のマスカラが上まぶたの皮膚に付くようになったらアウトです。上まぶたが完全にたるんでいる状態です。

上まぶたがたるんでいる状態だと表情が暗く見えたり、怒っている顔つき、怖い顔つきになってしまいます。

治療法は
1. 埋没法で二重幅を広げる
2. 切開法でタルミを取る
3. 切開法で目の開きを改善する
4. 眉毛の下を切開してタルミを取る

タルミの度合いや、まぶたの状態に合わせて施術方法を決めます。

60代のモニターさんです。術前の写真だと上まぶたの皮膚がまつ毛の上にかぶっており、一重に見えるため怖い印象となり、上まぶたの凹みが老けた印象を与えます。また、おでこには深いシワが出来ているのも不機嫌そうな印象を与えます。

治療前

治療は切開法でタルミの切除と目の開きを改善する方法を行っています。

治療後(2週間)

手術の大きな腫れの期間は2週間です。この時点でもまだ腫れていますが、それほど不自然ではないと思います。

治療後(2ヶ月)


2カ月後ですが、この状態でもまだ若干腫れています。

術後はタルミが取れて二重となり、目の開きも良くなっているため目元が元気になった感じが出ています。上まぶたの凹みも取れています。
目の開きの改善により、おでこのシワも薄くなっています。

治療前

↓↓↓
治療後(2ヶ月)

【切開法によるリスク】
切開線が目立つ、左右差、二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、目の異物感等

【切開法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは2週間程度、小さな腫れは1~2か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.傷跡
術後1~2か月程度切開線は赤くなります。メイクで隠せる程度の赤みです。
4.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
5.ドライアイ
術後は目の開きが大きくなるため眼球の乾燥感が出現する可能性があります。
6.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。

【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。

【傷跡に対する予防】
切開線を完全に無くすことは不可能ですが、出来るだけ目立たなくさせるために皮膚などの組織切除量を最小限に抑える工夫をしています。また、術後にはステロイド軟こうによる処置をしていただきます。

【料金(税別)】
切開法
片目…¥217,000、両目…¥310,000
切開法(挙筋固定)
片目…¥287,000、両目…¥410,000

▼切開法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/sekkai/


※記事の内容・金額については掲載当時のものになります。施術の詳細については各院までお問合せください。
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著者紹介

大塚美容形成外科 総院長
大塚院院長
大塚院金沢院京都院銀座院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士
大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ 大塚美容外科 石井 秀典医学博士 インスタグラム
略歴
2000年 帝京大学医学部 卒業
2000年 帝京大学医学部形成外科 入局
2005年 杏林大学病院 形成外科 入局
2006年 大塚美容形成外科 入局
2006年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容外科・形成外科歴 23年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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