Recently updated on 8月 27th, 2019 at 07:28 pm
先日は形成外科学会があり福岡まで行ってきました。
今回は形成外科の学会とともにISAPSという国際美容外科学会の一部も同時に行われていたので海外から来られた先生方の発表も聞くことができました。
手術の工夫点や独自の方法を聞けることは大変に勉強になりました。
特に興味があった発表は下瞼のタルミ取り手術でした。通常は下まぶたの皮膚を「へ」の字型に切開しますが(経結膜法でない場合)、発表の先生は斜め上方に切り上げる切開でした。傷が目立たないようにへの字型に切開していましたが、少数ながらへの字の傷の角部分が段差になり目立ってしまうこともあります。今回の切り上げる切開法は、角部分がないためそのリスクが減少します。また、切開を上方にすることで眼窩骨への固定が簡単になるメリットもあります。
学会に参加する理由はこのように手術の難しい部分を共有して、どのような解決法があるかを考える機会として非常に大切です。もう一つは専門医の更新のために必要な点数を取得することも大きな目的です。今回から専門医の更新に関しても制度が改定され、より学会参加が必要となります。この改定は形成外科だけではなく全ての科で行われていきます。
朝の9時からISAPSの学会に参加するため、前日の夜に福岡へ到着しました。福岡の友人に紹介してもらい「ちんや」というお肉屋さんですき焼きを頂きました。東京のすき焼きとは全く違い鉄板で肉を焼き砂糖と醤油で味付けする、というすき焼きでした。肉の上に砂糖が山盛りに乗っている状態は初めて見ましたが、とても美味しかったです。
今回のモニターさんは19歳の方です。
最も典型的な埋没症例なので、埋没法を検討されている方は当てはまるところがあると思いますので紹介します。
もともとは完全に一重の方です。普段はアイプチを使用していますが、なかなか二重のくせは付かないため使い続けていました。アイプチを外すと2時間くらいで戻ってしまうので、友達と旅行に行くことに抵抗があったようです。
ナチュラル埋没法を行いました。ナチュラル埋没法は両目の施術で麻酔を入れても10分で終わります。あっという間に終わり、無理のない幅で固定すれば一生取れない方も多くいます。毎日ノリを付ける手間を考えたら埋没法で自分の二重を手に入れた方が、メイク時間の短縮にもなりますし、アイプチを何十年も続けることを考えるとお得ではないでしょうか?
<術前>
今回は、自然なラインが入りやすい場所での二重幅をご希望でしたので
ナチュラル埋没法にて施術しました。
<術後3週間>
最初から二重だったように自然で美しい二重になっています。
<術後3週間:目を瞑ったところ>
留めている箇所も全く目立ちません。
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感等
【ナチュラル埋没法による副作用】
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。
【リスクと副作用に対する予防】
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
【料金(税別)】
2点
片目…¥50,400、両目…¥84,000
3点
片目…¥75,600、両目…¥126,000
▼ナチュラル埋没法 https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/eye/maibotsu/natural/

