美容整形|大塚美容形成外科公式ブログ

院長Dr.石井の美容ブログ
東京・大塚を始めとする全国の大塚美容形成外科・歯科で沢山の患者様と日々対峙している院長・石井によるブログです。最近注目の施術や、院長の仕事について、またよくあるご相談・悩みなどを徒然にお伝えしていければと思います。
2016年01月22日(金)

上まぶたの凹み

上まぶたに凹みが現れると老けて見えます。

年齢と共に凹みは悪化していきます。最初は三重のような感じですが、最終的には奥目の状態となり、いわゆる「おばあちゃん」の感じが強くなります。

上まぶたが凹む原因は

1.骨格
2.眼窩脂肪
3.眼瞼下垂

があります。

1.の「骨格」とは目の周りの骨の形です。眼球が入っている部分を眼窩といいますが、この眼窩が大きいとスペースが広いため凹みやすいです。私の経験上では眼窩の形状は遺伝しやすいと思っています。もしもご自身のお婆様の上まぶたが凹んでいるのであれば将来的に凹む可能性は高いと思います。話はそれますが上まぶたの脱脂を希望されている患者さまには、お婆様の上まぶたが凹んでないかを確認しています。もしも、凹んでいる場合があればお勧めしないか、脂肪を切除する量を控えめにしています。

2.の「眼窩脂肪」は皮下脂肪とは違う種類の脂肪です。通常の脂肪は組織と結合している状態で存在しているので部分的に脂肪を切除すればその部分は凹みます。しかし、眼窩脂肪は袋の中に入っている脂肪なため眼窩脂肪の一部を切除すると袋のボリュームが無くなり瞼全体のボリュームが減少します。

3.の「眼瞼下垂」に関しては少し説明しにくいので眼瞼下垂のモニターさんを通して解説します。治療法はヒアルロン酸の注入か脂肪の注入です。注入する部位は眼窩脂肪内です。眼窩脂肪は袋で包まれているため瞼全体のボリュームを調節することが出来ます。

20代後半のモニターさんです。左上まぶたの凹みにより年齢以上に見えてしまうというお悩みでした。

術前

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下腹部から脂肪を採取してピュアグラフトで純粋な脂肪細胞を抽出してから、左まぶたへ脂肪注入を行っています。もともと脂肪がある部分に注入するので脂肪を使用するのが自然です。

 

術後3週間

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注入後3週です。凹みが解消され目元にハリが出て若返りました。

【高濃度脂肪注入術によるリスク】
感染症、傷跡、しこり、変形

【高濃度脂肪注入術による副作用】
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。内出血は3週間程度で消失します。
2.術後の痛み
注入後は軽度の痛みが出現する場合があります。注入部の痛みは1週間程度で痛みは消失します。脂肪吸引部は1か月程度の痛みがあります。

【リスクと副作用に対する予防】
注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。

【注入時の痛みに対して】
注入前に患部に対して局所麻酔を行いますので注入時の痛みはほとんどありません。しかし、局所麻酔自体に痛みがあるので、痛みが心配な場合は静脈麻酔を併用します。

【感染症に対して】
高濃度脂肪注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。症状が重たい場合には胸部の洗浄処置が必要になります。

【吸引部の傷跡に対して】
患部に対しては注入のみなので傷はできませんが、脂肪吸引を行う箇所は切開が必要になります。傷跡は通常6か月程度赤くなりますが、個人差もあります。

【しこり形成に対して】
注入した脂肪が壊死するとしこりとなります。注入の際には壊死を起こさないように専用の注入器(セルブラッシュ)を使用して丁寧な注入を行います。また脂肪の生着率を良くする目的でピュアグラフトを用いて高濃度脂肪を注入しています。

【吸引部の変形】
吸引部に十分な脂肪がある場合は問題ありませんが、十分な脂肪が無い場合には無理に脂肪吸引を行うことで凹凸などの変形を起こす可能性があるので、お勧めしないこともあります。

▼高濃度脂肪注入術https://www.otsuka-biyo.co.jp/lineup/bust/puregraft/


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著者紹介

大塚院院長大塚院金沢院京都院

石井 秀典医学博士Hidenori Ishii M.D. , Ph.D.

大塚院院長 石井 秀典医学博士 大塚美容外科 石井 秀典医学博士ブログ
略歴
平成12年 帝京大学医学部 卒業
平成12年 帝京大学医学部形成外科 入局
平成17年 杏林大学病院 形成外科 入局
平成18年 大塚美容形成外科 入局
平成18年 医学博士号 学位取得

帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 19年

所属学会・団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
国際形成外科学会会員
日本形成外科学会会員
取得専門医
日本美容外科学会専門医(日本美容外科学会(JSAPS)認定)
日本形成外科学会専門医
医学博士
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