半永久的にアゴをしっかりと形成したい場合は注入術ではなくアゴ形成術をお勧めしています。
プロテーゼという人口軟骨を一人ひとりのフェイスラインにあわせてオリジナルでカットした上で挿入する方法と、おとがい(アゴ)の下顎骨を骨切りしアゴの高さを変える方法があります。
プロテーゼは個人個人のアゴの形に合うように削っていきます。切開は口の中なので傷は見えません。切開創から逆T字型にスペースを作成するためプロテーゼがしっかりと固定されます。
局所麻酔はオトガイ神経ブロックを行うため、手術中の腫れも少なくアゴの輪郭の形をご自身で確認できます。
オトガイ骨切り前方移動術では、下顎骨のオトガイ部分を水平に骨切りして前方へ移動することによりアゴを強調することができます。移動できる量は限られているため術前のレントゲン写真により手術の適応を検討します。
オトガイ骨切り術に伴うリスクは下唇のしびれが生じる可能性があります。当院では術前にレントゲン検査を行いオトガイ神経の出口を確認し、手術自体の適応と共に入念な精査を行っています
プロテーゼ挿入とは、プロテーゼという人口軟骨を下顎骨に挿入することで、半永久的にアゴを理想の形にキープする施術方法です。プロテーゼを使うことで、アゴのラインを前に出すだけではなく下方に厚みや幅を持たせることも出来ます。
また手術は口腔内から行うため、傷跡は見えません。手術は30分程度で、ダウンタイムも1週間ほどのため当院でも人気のアゴ形成術です。
オトガイ骨切り前方移動術はアゴが短い場合に行う手術法です。
オトガイ部の下顎骨を水平に移動します。下の骨を元の位置よりも少し前に移動してチタンプレートで固定し、さらに突出部をなめらかにすることでアゴにボリュームを出します。
プロテーゼ挿入 | オトガイ骨切り前方移動術 | |
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所要時間 | 30分 | 1時間程度 |
腫れ・傷跡 | 1週間程度腫れあり | 1週間 |
施術の痛み | 麻酔をする際にチクッとする程度 | 全身麻酔なので痛みは感じません |
入院・通院 | 2日目テープ除去のため通院 | 1日入院が必要です |
麻酔 | 局所麻酔 | 全身麻酔 |
持続性 | 半永久的 | 永久的 |
洗顔 | 術後2日から可能 | |
シャワー・入浴 | シャワーは手術当日でも可能。入浴は術後2日から | |
メイク | 部分メイクは手術当日でも可能 |
施術名 | 定価(税抜) |
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プロテーゼ挿入 | ¥300,000 |
オトガイ骨切り前方移動術 | ¥800,000 |
帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 21年