目頭切開法とは、目を大きくしたい、目力を強くしたいという方に効果的な手術です。目頭切開をすると目の横幅が大きくなるため視野も広がります。
日本人の多くは、目頭に蒙古ヒダという皮膚があるため、白目の端にあるピンク色の部分(涙丘)が見えない状態になっています。目頭切開を行うことで、この蒙古ヒダを取り除けるため目の横幅が広がり、また視野が広くなる効果もあります。また末広型の二重だった人が蒙古ヒダを取り除くことで流行の平行二重に近づくこともあります。目頭切開にもいくつかの方法があるので、まずは目の状態を診察した上で手術法を決めていきます。
目頭切開法の施術プロセス目尻を5~7ミリ程度切開することで白目の範囲を広げ、大きな目に整えます。上下の目尻へ向かうラインが緩やかになるので優しい印象になります。
なお、事前に白目の範囲等を確認した上で行わないと、白目の外側のピンクの粘膜のような部分が露出してしまうこともあります。しっかり実績のあるクリニック・医師の元で手術されることをお勧めします。
当院で主に行っている目頭切開法は一般的に内田法という術式です。内田法の術式の特徴は目頭切開の効果が高いことです。目頭の蒙古ひだをきっちりと処理することにより目の横幅の長さが伸び、二重のラインも平行型になり易くなります。逆にデメリットは手術の傷が最初は見えてしまうことです。しかし、目頭の皮膚は非常に薄いため非常にきれいに治る部位です。症例写真でも目頭の傷はほとんど認識できないくらいに治っていることがわかると思います。
目尻切開は効果が出やすい場合と出にくい場合があります。個人差によるので診察してみないとわかりません。また、目尻切開を希望されて来院される方は最初から手術法を決めている方が多い印象をうけます。診察ではなぜ目尻切開をしたいのか良く話を聞いて、可能な限り理想に近づけられるようにしています。
目頭切開法 | 目尻切開法 | |
施術時間 | 20~30分 | |
術後の腫れ | 1週間程度(軽い腫れは10日程度) | |
施術の痛み | チクっとする程度 | |
入院・通院 | 入院不要。術後2日目に消毒、術後7日目に抜糸のための来院が必要です。 | |
麻酔 | 点眼麻酔と局所麻酔 | |
洗顔 | 抜糸翌日から可能です。 | |
シャワー・入浴 | シャワーは手術翌日より可能ですが、顔にシャワーの湯水がかからないよう注意します。 入浴は抜糸翌日から可能です。 |
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メイク | アイメイク以外のメイクは手術当日から可能です。 | |
コンタクトレンズ | 手術当日のレンズ使用は避け、2~3日目以降にします。 |
施術名 | 場所 | 定価(税抜) |
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目頭切開法 | 片目 | ¥175,000 |
両目 | ¥250,000 | |
目尻切開法 | 片目 | ¥175,000 |
両目 | ¥250,000 |
※価格は全て税抜き価格です
帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 21年