ブローリフトとは
切開は毛髪内なので見えません。(毛も剃りません)3cmほどの切開を5カ所つくり、内視鏡を挿入して眉毛の下にある骨膜を切開します。骨膜を切開することによって前額(おでこ)の部分の皮膚が良く引き上がるようになります。
手術の効果は前額(おでこ)のしわが無くなり、眉毛が上がることです。また、眉毛が挙上することによってまぶたも開きやすくなります。
内視鏡ブローリフトの特徴
手術は全身麻酔で行います。内視鏡を挿入してモニターを見ながら手術を行うので熟練を要します。
手術は2時間ほどで終わり、術後もあまり腫れないためダウンタイムは3~4日ほどです。なお、人によってはまぶたが腫れる場合があります。
内視鏡ブローリフトによる額のしわやたるみの治療
- 施術詳細(リスクと副作用)
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手術名
前額部除皺術(額のシワ除去術)
術式
内視鏡下ブローリフト
費用
リスク
感染症、皮下出血、顔面神経麻痺、三叉神経麻痺
副作用
1.術後の腫脹
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは1か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。
4.術後の嘔気
術後は吐き気を伴うことがあります。手術当日は入院して頂いているので点滴による吐き気留めを使用します。
リスクと副作用に対する予防
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤の点滴と内服を開始します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。手術当日は入院となるので点滴や筋肉注射による鎮痛剤も使用できます。術後の腫れを抑えるために包帯による圧迫を行います。また、目周りの腫れを抑えるために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
皮下出血のリスクに対して
手術は内視鏡を使用しているので出血部位を確認して止血することができます。また、術後は1日入院となるので包帯による圧迫を行います。
顔面神経麻痺のリスクに対して
側頭部には顔面神経の側頭枝が走行します。側頭枝を損傷すると眉毛の動きが弱くなります。神経は切開する骨膜とは離れていますが側頭枝に近い部分で出血すると止血の際に神経を損傷する可能性があります。内視鏡により骨膜と血管を確認して手術を行います。
三叉神経麻痺のリスクに対して
三叉神経を損傷すると毛髪内の感覚が鈍くなる可能性があります。三叉神経は切開する骨膜の上側を通るので内視鏡で神経の位置を確認して骨膜を切開します。
ドクターコメント
大塚院院長
石井 秀典 医学博士
内視鏡下ブローリフトとは毛髪内の小切開から眉毛を引き上げる施術です。眉毛を引き上げることで前頭筋を収縮させなくなるので額のシワが少なくなります。毛髪内に3cmほどの小切開を5か所して、内視鏡を使用して額の骨膜を切開して眉毛を引き上げやすくします。
大塚美容のこだわり
大塚院院長
石井秀典 医学博士
眉毛の高さで若返ります。傷も髪の毛の中なので全くわかりません。
若いころは高い位置にあった眉毛も加齢とともに下がってきます。するとまぶたも下がり、見えにくくなるため(視野狭窄)無意識のうちにおでこの筋肉(前頭筋)を使って眉毛を上げようとします。
眉毛を上げると、おでこにシワができます。手術による効果はまず眉毛の位置が高くなり若返ること、そして、まぶたが挙上されるので前頭筋を使わなくなるため、おでこのシワが出来にくくなることです。
入院は必要ですか?
内視鏡ブローリフトは全身麻酔で行いますので、1~2日の入院が必要です。また、1週間後に抜糸の必要あります。
どのぐらい腫れますか?
強い腫れは1週間ほどですが、徐々に気にならなくなっていきます。