切縫(せっぽう)や皮膚移植によるタトゥー・刺青除去は、メスを使用した外科手術により、タトゥー(刺青)のある部分の皮膚を切除し、目立たないように縫合したり、タトゥー(刺青)部分を切除し欠損した部分に、ご自身の健康な皮膚を移植するすることで、タトゥー(刺青)を消す治療方法です。
レーザー治療の場合、傷跡が残らないというメリットがありますが、完全に消すことができなかったり、消えるまでに何回も治療が必要になりますが、切縫(せっぽう)による治療は小さなタトゥー(刺青)ならば1度の手術で除去することも可能です。
外科的治療は切開する方向(手術のデザイン)によっても出来上がりは大きく変わってきます。
形成外科的な基本的な知識をもとに、美容外科的なセンスが重要になる施術です。
大塚美容形成外科では形成外科医としての経験豊富な医師がカウンセリングで、タトゥー(刺青)の状態など見極め、治療にあたっています。
「なるべく早くタトゥー(刺青)を消したい」と考えている方におすすめです。
切縫(せっぽう)によるタトゥー・刺青除去とは、メスを使用した外科手術により、タトゥー(刺青)のある部分の皮膚を切除し、目立たないように縫合する施術方法です。
小さなタトゥー(刺青)ならば1度の手術で除去することができますので「なるべく早くタトゥー(刺青)を消したい」と考えている方におすすめです。
横幅が3センチ程度のサイズの小さなタトゥー(刺青)ならば、「単純切除術」と呼ばれる1回の手術で施術完了となります。
横幅5~6センチ以上の大きめのタトゥー(刺青)や、位置的に1回の施術では切除が難しい場合は「分割切除術」と呼ばれる複数回の手術を行います。
サイズが小さくても、腕や足にぐるりと入っているタトゥー(刺青)の場合は、瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)と呼ばれる傷跡の引き攣れを防ぐために、分割切除術を行っています。
分割切除術は複数回の手術が必要となります。傷の様子を見ながら最低でも3ヵ月以上の間隔を開けつつ行います。
皮膚組織伸展法はティッシュー・エキスパンダー法(tissue expander)とも言い、サイズが大きいため通常の切縫やレーザー切除が難しいタトゥー(刺青)や、皮膚移植などの適応外のタトゥー(刺青)に行います。2回に分けて手術を行いますが、1回目の手術後にエキスパンダー(Expander)と呼ばれる特殊なインプラントを挿入し、それに定期的に生理食塩水を注入する必要があります。
タトゥー(刺青)の範囲によって変わりますが、数週間から数ヶ月間はエキスパンダーが挿入されている状態でお過ごしいただきます。
エキスパンダーが挿入されている状態でも、基本的な日常生活や運動などは問題なく行って頂けます。また、エキスパンダーが挿入されている状態でも、あまり異物感を感じることはありません。
皮膚組織伸展法は、患者様ご自身の皮膚を伸縮して使用するため、施術後に皮膚の突っ張り感や緊張感が見られず、違和感を感じることが少ない施術方法です。
切縫によるタトゥー(刺青)除去は、手術後、患部の場所によっては日常の動作に制限が出る場合があります。例えば、背中のタトゥー(刺青)の場合、患部が落ち着くまでは背中を丸めたり激しい運動を行うことはできなくなります。
どうしてもメスを使った除去方法に抵抗がある方は、レーザー除去がおすすめです。(※タトゥーの状態によっては施術を受けられない場合があります)
腕・足などに広範囲に入っているタトゥー(刺青)や、背中全面に入っているタトゥー(刺青)は、通常の切縫だけでは切除しきれません。
こういった場合は、タトゥー(刺青)部分を切除し欠損した部分に、ご自身の健康な皮膚を移植する「皮膚移植術」を行います。
皮膚移植術は主に火傷の治療に用いられる施術方法で、どんな色のタトゥー(刺青)の色にも適応し、1度の治療で完全に除去することができます。
分層植皮術とは、表皮と真皮の一部分のみを浅く採取し、タトゥー(刺青)を除去した皮膚欠損部分にします。皮膚を採取した部分は擦過傷が治癒するようなイメージで回復していきます。
全層植皮術は、表皮と真皮を含んだ皮膚全層を採取し移植する方法です。採取した部分は縫合しますので、縫縮(ほうしゅく)による多少の引き攣れが起こる場合があります。
分層植皮術 | 全層植皮術 | |
---|---|---|
メリット |
広範囲の施術が可能 生着が良く安定している |
色素沈着が比較的少ない 皮膚の質感が良い 皮膚を採取した際の傷跡が小さい |
デメリット |
色素沈着が起きやすい |
施術範囲に限界がある 血行が良くない部分に移植をすると生着しにくい |
適応部位 |
広範囲に及ぶタトゥー(刺青) なるべく早く治療を済ませたい方 |
関節部分 顔面・手のひらなどの肌が露出している部分 |
皮膚移植術では、皮膚を採取した部分にも傷跡が残ります。採取した部分は1週間程度、包帯で固定します。大きなサイズのタトゥー(刺青)を消す場合は、皮膚を採取した部分の傷も大きくなります。
また、移植した皮膚が生着しなかった場合は、再び皮膚を採取し直し、手術を行わなければなりません。
どうしてもメスを使った除去方法に抵抗がある方は、レーザー除去がおすすめです。(※タトゥーの状態によっては施術を受けられない場合があります)
切縫 | 皮膚移植 | |
施術時間 | 30分~120分(施術部位の大きさや状態による) | |
ダウンタイム | 1~2週間 | 2週間~ |
腫れ・傷跡 | 1~2週間 | 約1ヶ月 |
施術の痛み | 麻酔の時に多少の痛みがありますが、施術中の痛みはありません。 | |
入院 | 全身麻酔は入院が必要、局所麻酔は日帰りが可能です。 | |
通院 | 約1週間後に抜糸 | 約1週間後に抜糸、その他2~3回の通院が必要 |
麻酔 | 局所麻酔または静脈麻酔、施術部位によっては全身麻酔 | |
持続性 | 半永久的 | |
シャワー・入浴 | 施術部位にかからなければ当日でも可能です。施術部位にかかる場合は1週間後から。入浴は抜糸後より可能です。 | |
メイク | 患部を避ければ当日から可能 |
施術名 | 回数 | 定価(税込) |
---|---|---|
切縫 | 1回 | ¥55,000 |
切縫 (皮膚組織伸展法) |
1回 | ¥550,000 |
皮膚移植 | 1回 | ¥330,000 |
※自由診療のため保険適用外となります。
小さな手術で大きな効果を
創立以来の当院の基本理念です。
患者様の心身のご負担を少しでも取り除くことができる手術の提案をし、また、患者様のご希望をきちんと理解することで、効果を導き出しています。
経験に基づく技術と豊富な症例数
1976年の大塚院開院以来、国内外の多くの学会発表の経験があり、その研究成果や実績を活かした施術を行っています。
医師による丁寧なカウンセリング
当院では医師がカウンセリングを行っています。手術方法だけではなく、メリット・デメリットについても医師が丁寧に説明します。また手術後は、24時間受付OKのメール相談や緊急連絡先にご相談いただけます。
確立された技術力
経験を積んだ形成外科医・美容外科医・歯科医が在籍し、日々技術力の向上に努めています。
また更なるスキルアップのため医師同士の意見交換会も実施しています。
アラガンビューティーアワード
5年以上連続受賞
アラガン社は厚生労働省の認可製品である「ボトックスビスタ®」「ジュビダームビスタ®」といったボトックス製剤とヒアルロン酸製剤を扱っている会社です。
大塚美容形成外科は、アラガン社認定の医療機関です。
当院では、アラガン社ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医)の指導のもと医師が注入を行っております。
アラガンビューティーアワードは、アラガン社が日本における美容医療の発展に貢献したクリニックへ贈る賞、ということで受賞させていただきました。
これからも、大塚美容形成外科は安全性の高い美容医療を提供できるよう努めてまいります。
医師が直接カウンセリングを行い
適切な治療のみご案内いたします。
無理に施術をすすめたり
当日中に契約を迫ることは一切ありません。
大塚美容形成外科・歯科は全国5院。
お近くのクリニックで、
カウンセリング・施術を
お受け下さい。
大塚美容形成外科・歯科では、2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」遵守し、総院長石井秀典医師監修のもと、患者様に正確な情報をお伝えすることを目的とし、当サイトの運用を行っております。
監修医情報 | |
---|---|
大塚美容形成外科・歯科 総院長 石井秀典 (いしいひでのり) |
|
経歴 |
2000年 帝京大学医学部 卒業/2000年 帝京大学医学部形成外科 入局 2005年 杏林大学病院 形成外科 入局 2006年 大塚美容形成外科 入局 2006年 医学博士号 学位取得 2022年 大塚美容形成外科 総院長就任 帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師 |
資格・取得専門医 | 医学博士 日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会専門医(JSAPS認定) アラガン社ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医) |
所属学会・団体 | 日本美容外科学会(JSAPS)正会員 日本形成外科学会会員 国際形成外科学会会員 日本頭蓋顎顔面外科学会 日本創傷外科学会 |