フェイスリフトとは、日本人の骨格に合わせて開発された当院独自のフェイスリフト法です。
おもに顔の下1/3の部分をリフトアップするのに適しています。
頬をリフトアップする場合、通常のフルフェイスリフト法に比べ、およそ1/3の切開ですみます。
フェイスリフトではあごを中心に首までの範囲の治療となるため、切開線が短く範囲が狭いため、手術術後のダウンタイムが短いことが最大のメリットです。
大塚美容形成外科では、皮膚のみを引き上げる手術と、通常のフルフェイスリフトと同様にSMAS筋を引き上げる手術の2つの手術方法を行っています。
皮膚のみを引き上げる方法はダウンタイムもより少なくてすみますが、持続期間が短くなります。よりしっかりとしたリフトアップをご希望の方には、SMAS筋を引き上げる施術も行っています。
「たるみ」の原因は
(1)SMAS(膜)の緩み
(2)retaining ligament(靭帯)の緩み
(3)頬や顎の皮下脂肪(malar fat、jowl fat)の下垂
です。
当院のフェイスリフトで行っているSMAS法は、 耳の周りを切開して耳下腺の表面にあるSMASという膜と首からつながる広頸筋を引き上げ、余った皮膚を丁寧に切除して縫合します。靭帯は手術する範囲に応じて必要であれば処理します。
リフトアップの施術方法の中には皮膚だけを引き上げる方法もあります。ただし、皮膚だけのリフトアップだと手術時間も1~2時間で入院も必要ありませんが、2年~5年くらいで戻ってしまいます。
SMAS法によるフェイスリフトは、5年以上の長期間で有効な方法です
他の施術と組み合わせることでダウンタイムを短いまま効果の範囲を広げることができます。
これらの手術は全てフェイスリフトの切開線からできるので新たに切開せずに同時に行うことができます。休みは取れないけれど「たるみ」をしっかりと治したい方におすすめです。
フェイスリフト | フルフェイスリフト | |
---|---|---|
こんな部位に | フェイスライン、頬、口もとなどの一部 | こめかみ、フェイスライン、頬、口もとから首までの全体的なライン |
効果 | ほうれい線や頬、あごのたるみの解消 | ほうれい線や頬、あご、首のたるみの解消 |
持続期間 | (皮膚のみの処理)2~5年 (SMAS筋処理あり)5~10年 |
約10年(~半永久) |
施術時間 | 3~4時間 | 4~5時間 |
術後の腫れや痛み | 4~5日 | 10~14日 |
手術名 | フェイスリフト |
---|---|
術式 | SMAS引き上げ術 |
費用 |
フェイスリフト
(皮膚処理のみ)1回…¥550,000(SMAS筋処理あり) 1回…¥880,000 |
リスク | 感染症、皮下出血、傷跡、顔面神経麻痺 |
副作用 |
1.術後の腫脹
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは2週間程度あります。2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。3.傷跡
傷跡は術後1~2か月程度赤くなります。3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。 |
リスクと副作用に対する予防 | 術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤の点滴と内服を開始します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。手術当日は入院となるので点滴や筋肉注射による鎮痛剤も使用できます。術後の腫れを抑えるために包帯による圧迫を行います。また、目周りの腫れを抑えるために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。 |
皮下出血のリスクに対して | フェイスリフトでは皮膚の下を剥がしてタルミを引き上げるため術後に皮下出血をおこす可能性があります。ドレーンの挿入と包帯による圧迫で皮下出血を予防しています。 |
傷跡に対して | 当院で行うフェイスリフト(SMAS)ではSMASを引き上げることによりタルミを改善させるため皮膚を引き上げることは行いません。皮膚の切除はタルミを改善した状態で余っている分の切除しか行わないため傷に対する力がかからない状態となります。傷に力がかからない状態で縫合するので傷跡は目立ちにくくなります。 |
顔面神経麻痺のリスクに対して | SMASの下には耳下腺があります。耳下腺の中には顔面神経が通っています。フェイスリフトの手術では耳下腺を超えない範囲での手術となるので顔面神経を傷つける可能性は少ないです。 |
今回頬のたるみ取りで行った方法は、フェイスリフトです。2ヵ月前に法令線部分へヒアルロン酸を注入しています。
手術の方法は通常のSMAS法によるフルフェイスリフトと同じです。違いは、切開が短く、剥離範囲が狭いことです。しかしフェイスリフトの場合は手術の範囲が狭いため術後の腫れも短く、強い腫れの期間は2~3日程度です。その後、1週間で抜糸も終了し腫れもだいぶ落ち着きます。
For Beauty
短いダウンタイムでしっかり「たるみ」の治療ができます。(SMAS筋処理をする場合は持続期間も5年~10年)ダウンタイムを短くするために切開線を短縮し皮下の手術範囲を狭くしています。手術範囲が狭いため効果の範囲も狭くなりますが「あごのたるみ」を改善したい方にはおすすめの方法です。
SMAS筋を引き上げた場合、大切なのは余った皮膚の処理です。SMAS膜を引き上げた結果、皮膚は余るので切除し縫合します。しかし、縫い合わされる皮膚の長さが違うため少しずつ調整しながら縫合します。それでも余りは生じるため耳の裏で調節していきます。
術後は一日だけしっかり圧迫するので翌日までは包帯が必要です。手術当日はスカーフや帽子で隠して帰宅できますが、できれば一日入院または近くのホテルで一泊した方が良いでしょう。
手術名 | フェイスリフト |
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術式 | SMAS引き上げ術 |
費用 |
フェイスリフト
(皮膚処理のみ)1回…¥550,000(SMAS筋処理あり) 1回…¥880,000 |
リスク | 感染症、皮下出血、傷跡、顔面神経麻痺 |
副作用 |
1.術後の腫脹
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは2週間程度あります。2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。3.傷跡
傷跡は術後1~2か月程度赤くなります。3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。 |
リスクと副作用に対する予防 | 術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤の点滴と内服を開始します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。手術当日は入院となるので点滴や筋肉注射による鎮痛剤も使用できます。術後の腫れを抑えるために包帯による圧迫を行います。また、目周りの腫れを抑えるために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。 |
皮下出血のリスクに対して | フェイスリフトでは皮膚の下を剥がしてタルミを引き上げるため術後に皮下出血をおこす可能性があります。ドレーンの挿入と包帯による圧迫で皮下出血を予防しています。 |
傷跡に対して | 当院で行うフェイスリフト(SMAS)ではSMASを引き上げることによりタルミを改善させるため皮膚を引き上げることは行いません。皮膚の切除はタルミを改善した状態で余っている分の切除しか行わないため傷に対する力がかからない状態となります。傷に力がかからない状態で縫合するので傷跡は目立ちにくくなります。 |
顔面神経麻痺のリスクに対して | SMASの下には耳下腺があります。耳下腺の中には顔面神経が通っています。フェイスリフトの手術では耳下腺を超えない範囲での手術となるので顔面神経を傷つける可能性は少ないです。 |
所要時間 | 3~4時間 |
ダウンタイム | 4日~5日 |
腫れ・傷跡 | 若干 |
施術の痛み | 痛みが1~2日 |
入院・通院 | 翌日に再診。1週間後抜糸の必要があります。 |
麻酔 | 局所麻酔・静脈麻酔 |
持続性 | (皮膚処理のみの場合)2~5年 (SMAS筋処理ありの場合)5~10年 |
洗顔 | 翌日から可能 |
シャワー・入浴 | 首下のシャワーは翌日から可能。洗髪は2~3日後から ※退院前に当院の看護師が丁寧に洗髪します。 |
メイク | 翌日から可能 |
施術名 | 回数 | 定価(税込) |
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フェイスリフト (皮膚処理のみ) |
1回 | ¥550,000 |
フェイスリフト (SMAS筋処理あり) |
1回 | ¥880,000 |
※オトガイ下の脂肪吸引併用の場合
+110,000円
※フェイスラインの脂肪吸引併用の場合
+110,000円