エラが張っている原因が、筋肉ではなくエラ骨の突出の場合は、エラ骨を切除する治療を行います。美容形成外科医の技術力や経験が必要な手術で、頭部全体のバランスを立体的にイメージして手術を行う美的センスも必要です。
エラの原因が骨性であれば骨切りが適応となります。下顎骨のレントゲン写真と触診により診察します。下顎骨が厚いこともエラの原因となっている場合があります。その際には下顎骨の厚みを削り薄くしたうえでエラの骨切りを行うとより効果的になります。
また、咬筋の厚みも強い場合には咬筋切除を同時に行うことができます。手術の目的は顔の横幅を狭くし小顔にすることです。よって必要によって頬骨の手術と組み合わせることも可能です。
エラ骨切り法は、口内から下アゴを切開し、突出したエラ骨を骨切りする方法です。専用の特殊電動機器を使用し治療を行います。
エラ骨切り | エラ骨切り+咬筋切除 | |
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所要時間 | 1時間半 | 2時間半 |
腫れ・傷跡 | 2週間 | 3週間~1ヵ月 |
施術の痛み | なし | |
入院・通院 | 入院2日、3日後包帯除去 | |
麻酔 | 全身麻酔 | |
持続性 | 半永久的 | |
洗顔 | 翌日から可能 | |
シャワー・入浴 | シャワーは手術翌日。入浴、洗髪はドレーン、包帯が外れてから | |
メイク | 部分メイクは手術当日でも可能 |
施術名 | 定価(税抜) |
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エラ骨切り | ¥1,000,000 |
エラ骨切り+咬筋切除 | ¥1,300,000 |
帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 21年