シルエットリフトは、美容医療の先進国であるアメリカで開発され、FDA(アメリカ食品医療局)およびヨーロッパで承認されている糸(スレッドリフト)を使った切らないたるみ治療法です。
左右の頬に各4本の糸を使用し、頬全体からあごのたるみをすっきりと引き上げます。
使用する糸は通常の糸のような平面的なものではなく、「コーン型をしたひっかかり」が付いているので、広範囲において立体的なリフトを実現します。
個人差はありますが、コーンは8カ月から10カ月ほどで体内に吸収されるので違和感はまったくありません。
施術の所要時間は両頬で約1時間ほど。局所麻酔を使用するので痛みはなく、術後の腫れは2~3日程度です。
頬の内側に糸を通す施術ですので、入院の必要はありません。
一定方向にコーンが設置されています
真ん中から逆向きにコーンが設置されています
手術名 | 糸によるフェイスリフト |
---|---|
術式 | シルエットリフト |
費用 |
シルエットリフト
4本…¥275,000 |
リスク | 感染症、皮下出血、引きつれ感、顔面神経麻痺 |
副作用 |
1.術後の腫脹
大きな腫れは2~3日程度、小さな腫れは1週間程度あります。2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。3.針跡
針跡は術後2週間程度赤くなります。4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。 |
リスクと副作用に対する予防 | 術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤の内服を開始します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。 |
皮下出血のリスクに対して | シルエットリフトでは側頭部を切開するため術後に皮下出血を起こす可能性があります。手術中に十分な止血を行いますが、万が一、術後に皮下出血を起こした場合は洗浄や止血処置を行います。 |
引きつれ感のリスクに対して | 麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。 |
感染症に対して | 糸で引き上げるため皮膚の浅い部分を引き上げると突っ張ったような引きつれが生じる可能性があります。通常は2週間程度で引きつれは消失します。しかし、皮膚の深い部分に糸を通すとリフト効果が弱くなりますので、浅すぎず深すぎない層へ糸を挿入するようにしています。 |
顔面神経麻痺のリスクに対して | 顔面には顔面神経があります。顔面神経は顔の部位により深い層や浅い層を走行しているので解剖学的な理解が必要です。 |
シルエットリフトとは糸を皮下に挿入してたるんでいる部分を引き上げる施術です。糸には吸収性のコーンが付いており、たるんでいる組織をしっかりと引き上げることができます。糸の固定は側頭部を3cm切開して筋膜に固定します。毛髪内なので切開は見えません。本症例では片側4本の糸を挿入しています。フェイスラインを引き上げるように糸を挿入しています。
For Beauty
糸で引き上げる方法ではリフティング効果は最大です。2~3日のダウンタイムで治療が可能です。頬やあごの「たるみ」はmalar fatやjowl fatという皮下脂肪のたるみです。皮下脂肪は長い年月をかけて徐々にたるんできます。シルエットリフトはこのたるんだ脂肪組織を特殊な糸で引き上げる方法です。糸には小さな吸収性のコーンが付いており、たるんだ脂肪組織を引き上げます。引き上げた糸は筋膜に固定されるため安定しています。
術直後の問題点は、コーンから組織がずれてしまうことです。口の動きや表情によって顔の皮膚は動かされるため、コーンによって引き上げられた脂肪組織がコーンから外れて戻ってしまう可能性があります。
当院で使用しているシルエットリフトは糸の部分は非吸収性であるため半年後や一年後に再度引き上げることが可能です。再引き上げの際には腫れることなく翌日から仕事もでき、引き上げ効果も長く持続することが特徴です。
所要時間 | 1時間ほど |
ダウンタイム | 3日~4日 |
腫れ・傷跡 | 若干 |
施術の痛み | 針を刺す時にチクッとする程度の我慢できる痛み |
入院・通院 | 1週間後抜糸の必要があります。 |
麻酔 | 局所麻酔 |
持続性 | 5年ほど |
洗顔 | 翌日から可能 |
シャワー・入浴 | シャワーは翌日から可能 |
メイク | 翌日から可能 |
施術名 | 本数 | 定価(税込) |
---|---|---|
シルエットリフト | 4本 | ¥275,000 |
※自由診療のため保険適用外となります。
小さな手術で大きな効果を
創立以来の当院の基本理念です。
患者様の心身のご負担を少しでも取り除くことができる手術の提案をし、また、患者様のご希望をきちんと理解することで、効果を導き出しています。
経験に基づく技術と豊富な症例数
1976年の大塚院開院以来、国内外の多くの学会発表の経験があり、その研究成果や実績を活かした施術を行っています。
医師による丁寧なカウンセリング
手術方法だけではなく、メリット・デメリットについても医師が丁寧に説明します。手術前の不安を取り除いてください。また手術後は、メール相談や24時間対応の緊急連絡先にいつでもご相談可能です。
確立された技術力
日本形成外科学会や大学病院で経験を積んだ形成外科医・美容外科医が在籍し、日々技術力の向上に努めています。
また更なるスキルアップのため医師同士の意見交換会も実施しています。